Super Moon [閑話休題]

遅ればせながら9月28日のSuper Moon! 見事でしたね。

ところが、この日私は、朝のニュースでこのことを聞いたにも関わらず、職場に着くと月のことなどすっかり忘れてしまっていて。

それを思い出させてくれたのが、就業時間終了の直前の「今日は、Super Moonなんですよね。」という同僚のW君の一言。

その言葉で気付き、屋外を見てみると快晴の空の向こうには夕焼けが、
どうやら絶好のお月見日和のよう。

ならば、月見で一杯と洒落込まなければと思い立ち、終業のチャイムが鳴るとそそくさと夕暮れの街に飛び出し、家路につくことにしたのです。

そうして、電車に乗り自宅近くの駅に到着。
事務所を出た時は、赤く染まっていた空も、いい頃合いに夜の闇に包まれ、これならばと空を見上げると、ありました。

いつもより大きく一段と明るさを増した月が。


この美しさ、月見で一杯だけではもったいない、出来れば写真にして残しておきたいという気持ちが湧いてきて、手持ちのバカチョン・カメラを取り出し空に向けると、あろうことか月を撮ろうとするとやたらに邪魔な電線が目に入って来る。

街の上のいたるところに張り巡らされている電線、日頃その恩恵を受けているのだから文句は言えないのだけど、ここまで張り巡らされ邪魔をされると苛立ちすら覚えて来ます。


とかなんとか言いながらも諦めて適地を求めて移動、やっと電線のない町はずれの生産緑地まで来て撮れたのがこの写真。

DSCN0364m.JPG


一段の輝き、まさに中秋の名月ですね。
季節感も希薄にしか感じられなくなった、気ぜわしく時が回り続ける現代、ゆっくりと季節を味わいながら、移ろいゆく四季の中で暮らしていた昔の人の有り様が羨ましくさえ思えてきます。

そんな感傷を抱かせてくれたお月様、さらにその姿を大写しで撮ってみると。

DSCN0363m.JPG


暗闇に滲み出た光のリングがとても綺麗です。




さて、写真も撮れたところで、一風呂浴びて、お待ちかねの月見で一杯。
静か酒宴の席で愛でた月、酔っ払って忘れてしまわないよう、ビデオ・カメラに収めてみたのですけど。



さてこのPV、使った曲は、Phil Collins、Stingのバック・ミュージシャンを務めたことでもとしても知られるギタリストのDominic Miller、その彼の2003年 の作品、”Shapes”からJS.Bachの”ミサ曲 ロ短調 (BWV 232)”の中の1曲、” Qui Tollis Peccata Mundi”です。

今から200年以上前のサウンドと思えない現代的な響き、月の美しさと同様、普遍的なものを感じます。

それにしてもこの日の月、酔いが回るにつれ雲に覆われ朧げな雰囲気に包まれていった。
ほろ酔い加減の目で見た雲海から湧き出る月の光の美しさ、それもまた格別、いいお酒を楽しむことが出来ました。


DSCN0352m.JPG









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ハンコック

中秋の名月は、温泉に浸かりながら眺めておりました。
綺麗でしたね。
Dominic Miller!
前回に続き、私の好きな曲です!
影響を受けて、今週末はヘイリーをずっと聴いておりました。改めて聴き、良い声だなあとうなずきました。

by ハンコック (2015-10-18 23:03) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

ハンコックさん

Dominic Miller、ハンコックさんのコメントからヒントを得ましてね、そこから見つけたのが、このアルバムだったのですよ。

ハンコックさんも私の紹介したヘイリーを聴いていただいているとのこと。

音楽一人で聴いているとその趣向も偏りがちなってしまいますが、こうして情報交換しながら聴き進んでゆくと、その幅も広がる。

これからも、お互いに切磋琢磨することにいたしましょう。

by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2015-10-20 08:15) 

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