ソウルの幕開けを告げた名曲;You Are the Sunshine of My Life [名曲名演の散歩道]
先月の終わり、人間ドッグを受診した結果が届いたので、それを見てみると脂肪肝の疑い、血糖値の悪化等、要受診の所見の記載あり。
これまでも、糖尿病が発症の危険性がある体質ため、定期的に診察を受け気を付けて来たのですが、2月に1ヶ月の在宅勤務となってしまったことで運動不足となり、体重が増えてしまっていたことから、こうした結果が出ることはある程度予見はしていたものの、実際にその結果を見るのはいささかショック。
ともあれ、これは何とかしなければいけないという訳で、頃合いはソメイヨシノ開花の時期、花見を兼ねてウォーキングに励むことにしたのです。
そして、身近のソメイヨシノを求めて彷徨った結末がこのビデオ。
思いつくまま健康第一と歩き回ってしまったことから、ちょっと一貫性に欠けるきらいもある映像ですが、おかげで、先日病院で診察を受けたところ、体重も若干減り、数値の方も改善方向のとのこと。
何はともあれ、とりあえず一安心、これからも運動不足にならぬようウォーキングなど運動を欠かさぬようにしようと誓ったところで、今回の名曲名演の散歩道。
取り上げることにした名曲は、このビデオのBGMで流れていた、”You Are the Sunshine of My Life”。
サックス奏者のVincent Herringのカバーでお聴きいただきましたが、原曲は、Stevie Wonderのオリジナルで、1972年の彼の作品”Talking Book”に収録、翌1973年にシングル・カットされ全米第1位を獲得した名曲。
春の日射しを浴びながら聴き、この演奏から元気をもらっていたとの思いから、BGMとして使用したのですけど..........。
この曲が収録されていたのは、Stevieの15作目となる1972年発表の作品”Talking Book”。
この作品、この他にも1972年に”Superstition(邦題 迷信)”(どちらかと言うとこの曲の方が有名かも
しれませんが!)がシングル・カットされ全米第1位を獲得していて、私としては、これらの曲の当時の日本での人気の様を思い起こすと、この作品は、日本にソウル・ミュージック定着させたパイオニア的存在だと考えているもの。
そこで、まずはStevie Wonderの演奏によるその原曲、ここでお聴きいただくことに致しましょう。
女性ヴォーカルを伴い、どことなく洗練された印象の”Sunshine”。
ずいぶん長い間、Stevieのオリジナル演奏を聴いていなかったもので、オリジナルも先のVincent Herringのようなソウルフルな演奏だったと思い込んでいたため、あらためて聴いてみて、その印象は極めて新鮮な感じ受けました。
しかし、今こうやってStevieのオリジナルを聴いてみると、先にが強いインパクトですぐにその印象が心に刻まれる”Superstition”をシングル・カットしヒットさせ、次にこの穏やかな安らぎを感じさせる”Sunshine”を持ってきたこと、それが、Stevieの名声をさらに高め、”Talking Book”という作品の歴史的価値のあるものにしたようにも思えて来ます。
さて、この”You Are the Sunshine of My Life”という曲、日本ではシングルが発表された時の反響は、新鮮なファンク・サウンドの要素が強くインパクトが大きかった前作の”Superstition”と比べ、かなり静かな感じで迎え入れられていたことが思い出されます。
私も、この”Sunshine”には心地良い好ましさを持っていたものの、”Talking Book”というとどうしても”Superstition”の方を贔屓にして聴いてしまい、しばらくは”Sunshine”は2番煎じの態で接していたことが思い出されます。
その考えを変えたのが、女性ジャズ・ヴォカーリストのMarlena Shawによる”Sunshine”。
それは、毎年夏、スイスのレマン湖の畔の街モントルーで開催されるMontreux Jazz Festivalの1973年出演した彼女のライブ録音なのですが、当時初耳の女性ジャズ・ヴォカーリストの歌唱に秘めたこの歌の隠れた魅力にノックアウトとなってしまったのです。
そうしたことで、私が、当時FM放送で聴き、以来、”Sunshine”のカバーと言えば、彼女のこの歌唱がお気に入りの筆頭として来たもの。
とは言ってもMarlena Shaw、その名を知らない人も多いのではと思うので、まずは聴いていただきその実力、感じていただくことに致しましょう。
緩急取り混ぜオリジナルを越える曲想を感じさせるダイナミックな演奏、いかがでしたか。
この日ステージでは、ピアノ・トリオをバックにMarvin Gayeの”Save The Children”なども歌っています。
興味がおありでしたらBlue Noteレコードより”Live at Montreux”というアルバムが出ていますので、聴いてみてください。
私の一押しをご紹介したところで、ラストは、この人もカバーしていたのかと、私も意外に感じたこのアーティストの”Sunshine”。
名曲”My Way”の歌唱で知られるその人は........!
と言えばもうお分かりですよね。
そう、そのアーティストは、Frank" Sinatra。
一体この超エンターテイナーが、どんな歌唱を聴かせてくれるのか!!
ご一緒に聴いてみることに致しましょう。
伝統的なジャズのスタイルで歌われる”You Are the Sunshine of My Life”。
新しい時代の曲も自分のスタイルに取り込んで、さらっと歌いこなしている、まさにエンターテイナーの貫禄十分と言ったとことろですね。
以上、3つのカバーを聴いていただきましたが、”You Are the Sunshine of My Life”が収められていた”Talking Book”という作品、久々に”Superstition(邦題 迷信)”と合わせ聴いてみたもですけど、その後のソウルに大きな影響与えた作品であると思いをさらに深めることになりました
最後に、今日の締め括りとして、この作品の最大のヒットとなった”Superstition(邦題 迷信)”を聴きながらこの稿を終えたいと思います。
時折寒さも訪れるけど、桜の季節も既に終わり。
しかし、健康のためのウォーキングは続けなければと、先日は横浜を散策、横浜公園のチューリップ畑を楽しんで来ました。
ささて、次は何処を歩こうか!
春宿る”You Are the Sunshine of My Life”のメロディに、またその行く先を教え乞うことに致しましょう。
これまでも、糖尿病が発症の危険性がある体質ため、定期的に診察を受け気を付けて来たのですが、2月に1ヶ月の在宅勤務となってしまったことで運動不足となり、体重が増えてしまっていたことから、こうした結果が出ることはある程度予見はしていたものの、実際にその結果を見るのはいささかショック。
ともあれ、これは何とかしなければいけないという訳で、頃合いはソメイヨシノ開花の時期、花見を兼ねてウォーキングに励むことにしたのです。
そして、身近のソメイヨシノを求めて彷徨った結末がこのビデオ。
思いつくまま健康第一と歩き回ってしまったことから、ちょっと一貫性に欠けるきらいもある映像ですが、おかげで、先日病院で診察を受けたところ、体重も若干減り、数値の方も改善方向のとのこと。
何はともあれ、とりあえず一安心、これからも運動不足にならぬようウォーキングなど運動を欠かさぬようにしようと誓ったところで、今回の名曲名演の散歩道。
取り上げることにした名曲は、このビデオのBGMで流れていた、”You Are the Sunshine of My Life”。
サックス奏者のVincent Herringのカバーでお聴きいただきましたが、原曲は、Stevie Wonderのオリジナルで、1972年の彼の作品”Talking Book”に収録、翌1973年にシングル・カットされ全米第1位を獲得した名曲。
春の日射しを浴びながら聴き、この演奏から元気をもらっていたとの思いから、BGMとして使用したのですけど..........。
この曲が収録されていたのは、Stevieの15作目となる1972年発表の作品”Talking Book”。
この作品、この他にも1972年に”Superstition(邦題 迷信)”(どちらかと言うとこの曲の方が有名かも
しれませんが!)がシングル・カットされ全米第1位を獲得していて、私としては、これらの曲の当時の日本での人気の様を思い起こすと、この作品は、日本にソウル・ミュージック定着させたパイオニア的存在だと考えているもの。
そこで、まずはStevie Wonderの演奏によるその原曲、ここでお聴きいただくことに致しましょう。
女性ヴォーカルを伴い、どことなく洗練された印象の”Sunshine”。
ずいぶん長い間、Stevieのオリジナル演奏を聴いていなかったもので、オリジナルも先のVincent Herringのようなソウルフルな演奏だったと思い込んでいたため、あらためて聴いてみて、その印象は極めて新鮮な感じ受けました。
しかし、今こうやってStevieのオリジナルを聴いてみると、先にが強いインパクトですぐにその印象が心に刻まれる”Superstition”をシングル・カットしヒットさせ、次にこの穏やかな安らぎを感じさせる”Sunshine”を持ってきたこと、それが、Stevieの名声をさらに高め、”Talking Book”という作品の歴史的価値のあるものにしたようにも思えて来ます。
さて、この”You Are the Sunshine of My Life”という曲、日本ではシングルが発表された時の反響は、新鮮なファンク・サウンドの要素が強くインパクトが大きかった前作の”Superstition”と比べ、かなり静かな感じで迎え入れられていたことが思い出されます。
私も、この”Sunshine”には心地良い好ましさを持っていたものの、”Talking Book”というとどうしても”Superstition”の方を贔屓にして聴いてしまい、しばらくは”Sunshine”は2番煎じの態で接していたことが思い出されます。
その考えを変えたのが、女性ジャズ・ヴォカーリストのMarlena Shawによる”Sunshine”。
それは、毎年夏、スイスのレマン湖の畔の街モントルーで開催されるMontreux Jazz Festivalの1973年出演した彼女のライブ録音なのですが、当時初耳の女性ジャズ・ヴォカーリストの歌唱に秘めたこの歌の隠れた魅力にノックアウトとなってしまったのです。
そうしたことで、私が、当時FM放送で聴き、以来、”Sunshine”のカバーと言えば、彼女のこの歌唱がお気に入りの筆頭として来たもの。
とは言ってもMarlena Shaw、その名を知らない人も多いのではと思うので、まずは聴いていただきその実力、感じていただくことに致しましょう。
緩急取り混ぜオリジナルを越える曲想を感じさせるダイナミックな演奏、いかがでしたか。
この日ステージでは、ピアノ・トリオをバックにMarvin Gayeの”Save The Children”なども歌っています。
興味がおありでしたらBlue Noteレコードより”Live at Montreux”というアルバムが出ていますので、聴いてみてください。
私の一押しをご紹介したところで、ラストは、この人もカバーしていたのかと、私も意外に感じたこのアーティストの”Sunshine”。
名曲”My Way”の歌唱で知られるその人は........!
と言えばもうお分かりですよね。
そう、そのアーティストは、Frank" Sinatra。
一体この超エンターテイナーが、どんな歌唱を聴かせてくれるのか!!
ご一緒に聴いてみることに致しましょう。
伝統的なジャズのスタイルで歌われる”You Are the Sunshine of My Life”。
新しい時代の曲も自分のスタイルに取り込んで、さらっと歌いこなしている、まさにエンターテイナーの貫禄十分と言ったとことろですね。
以上、3つのカバーを聴いていただきましたが、”You Are the Sunshine of My Life”が収められていた”Talking Book”という作品、久々に”Superstition(邦題 迷信)”と合わせ聴いてみたもですけど、その後のソウルに大きな影響与えた作品であると思いをさらに深めることになりました
最後に、今日の締め括りとして、この作品の最大のヒットとなった”Superstition(邦題 迷信)”を聴きながらこの稿を終えたいと思います。
時折寒さも訪れるけど、桜の季節も既に終わり。
しかし、健康のためのウォーキングは続けなければと、先日は横浜を散策、横浜公園のチューリップ畑を楽しんで来ました。
ささて、次は何処を歩こうか!
春宿る”You Are the Sunshine of My Life”のメロディに、またその行く先を教え乞うことに致しましょう。
You Are the Sunshine of My Life いいですね。しっかり聞いたことありませんでした。Stevie Wonderは、はじめて聞いたのは、愛するデューク です。今度ベスト盤から聴いてみようと思います。
by raccoon (2022-04-18 21:11)
raccoonさん
私が一番好きなStevieの曲に、1974年のアルバム"
First Finale"に収めれていた"Bird of Beauty(美しい鳥)”という曲があります。
シングル・カットされていないことから、あまり知られていませんが、いい曲なのでこちらも聴いていただければと思います。
by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2022-04-19 16:18)