土の香りのロックン・ロール:Creedence Clearwater Revival ・Green River [音源発掘]
最近ログ友さんの記事で、ハイチ地震被災者へのチャリティーソングだという”I Put A Spell On You” を聴いて以来思い出し、ちょっと嵌り気味なのが、Creedence Clearwater Revival という長い名のバンド。
1950年代に作られたスクリーミング・ジェイ・ホーキンスの名曲を、1968年そのデビューアルバムで見事にカヴァーしリバイバルヒットさせたのが、このクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、略してC・C・R。
その翌年、あの”Proud Mary”で一挙にスターダムの頂点に立った彼ら、1972年の解散までの僅か4年の間に、7枚のアルバムと、全米TOP100のチャート内に17曲を送り込むほどの快進撃を続けたのだが。
ロック界に大きな足跡を残したと言われながら、その後の評価はどうだったのだろうと思い調べてみると、1993年にロックの殿堂入りしたものの、今は知る人ぞ知る存在になってしまったかのよう。
彼らの曲、今でも良く耳にするのだけど、彼らが活躍したのは40年も前のことだから、まあそれは、仕方がないことかもしれない。
しかしこの曲を聴いていただければ、
そうこれが、彼らを一挙にスターダムの頂点に登らしめた名曲”Proud Mary”。
このグループのヴォーカルとリードギターのジョン・フォガティのペンによるもの。
軽快なリフと覚えやすいメロディ、ともすれば抑揚のないつまらないサウンドになってしまいそうなこの曲を、のびやかなメリハリの効いた歌声で、ぐいぐいと引っ張っていくジョン・フォガティの熱いヴォーカルが印象的です。
ところでこの曲、C・C・Rと同様、今や伝説となってしまった、この人達も歌っていたんですね!!
さて、そのC・C・Rの作品、どれを選ぼうか迷ったのですが、やはり”Proud Mary”で破竹の快進撃を開始、その勢いに乗って制作され、彼ら初の全米1位に輝いたこの作品、
1969年発表のGreen River としました。
R&Bやブルースを基調として始まった彼らの音楽、デビュー・アルバムではそうした傾向が濃厚だったのですが、三作目となったこのアルバムでは、カントリー色の強くまった曲も加わり、後にカントリー・ロックとも呼ばれるようになる、そのサウンドの再出発点ともいうべきもの。
そして何よりこの作品、”Proud Mary”の成功で乗りに乗ったメンバーの熱い一体感に満ち溢れた演奏が魅力的。
ジョン・フォガティのヴォーカルの冴にも、さらに磨きがっかて来ている。
表題曲の”Green River ”、リフとヴォーカルだけのようなこの曲での彼の力強い歌声は、ロックヴォーカルにおける名唱の一つに数えてもいいのでは思うほどなのです。
この作品からのもう一つのヒット曲、”Bad Moon Rising ”。
土の香りが漂う大自然、一面を覆う緑の上をそっと駆け抜けていく爽やか風を感じる軽快なカントリーテイストが忘れられません。
シンプルで爽快さを与えてくれるC・C・Rのサウンド。
世の中、何事も難しくやりにくくなった今、難しいことなくストレートにそのサウンドに身を委ねていると、妙に心が軽くなるような、今一度、彼らの足跡を振返ってみるのも悪くないなと思います。
最後に彼らの、この有名な代表作を。
Track listing
All songs written by J.C. Fogerty, except where noted.
1."Green River"
2."Commotion"
3."Tombstone Shadow"
4."Wrote a Song for Everyone"
5."Bad Moon Rising"
6."Lodi"
7."Cross-Tie Walker"
8."Sinister Purpose"
9."The Night Time Is the Right Time" (Napoleon "Nappy" Brown, Ozzie Cadena, Lew Herman)
Personnel
Doug Clifford – drums
Stu Cook – bass guitar
John Fogerty – lead guitar, lead vocals, arranger
Tom Fogerty – rhythm guitar and backing vocals
Recorded
March - June 1969 at Wally Heider Studios in San Francisco, California
1950年代に作られたスクリーミング・ジェイ・ホーキンスの名曲を、1968年そのデビューアルバムで見事にカヴァーしリバイバルヒットさせたのが、このクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、略してC・C・R。
その翌年、あの”Proud Mary”で一挙にスターダムの頂点に立った彼ら、1972年の解散までの僅か4年の間に、7枚のアルバムと、全米TOP100のチャート内に17曲を送り込むほどの快進撃を続けたのだが。
ロック界に大きな足跡を残したと言われながら、その後の評価はどうだったのだろうと思い調べてみると、1993年にロックの殿堂入りしたものの、今は知る人ぞ知る存在になってしまったかのよう。
彼らの曲、今でも良く耳にするのだけど、彼らが活躍したのは40年も前のことだから、まあそれは、仕方がないことかもしれない。
しかしこの曲を聴いていただければ、
そうこれが、彼らを一挙にスターダムの頂点に登らしめた名曲”Proud Mary”。
このグループのヴォーカルとリードギターのジョン・フォガティのペンによるもの。
軽快なリフと覚えやすいメロディ、ともすれば抑揚のないつまらないサウンドになってしまいそうなこの曲を、のびやかなメリハリの効いた歌声で、ぐいぐいと引っ張っていくジョン・フォガティの熱いヴォーカルが印象的です。
ところでこの曲、C・C・Rと同様、今や伝説となってしまった、この人達も歌っていたんですね!!
さて、そのC・C・Rの作品、どれを選ぼうか迷ったのですが、やはり”Proud Mary”で破竹の快進撃を開始、その勢いに乗って制作され、彼ら初の全米1位に輝いたこの作品、
1969年発表のGreen River としました。
R&Bやブルースを基調として始まった彼らの音楽、デビュー・アルバムではそうした傾向が濃厚だったのですが、三作目となったこのアルバムでは、カントリー色の強くまった曲も加わり、後にカントリー・ロックとも呼ばれるようになる、そのサウンドの再出発点ともいうべきもの。
そして何よりこの作品、”Proud Mary”の成功で乗りに乗ったメンバーの熱い一体感に満ち溢れた演奏が魅力的。
ジョン・フォガティのヴォーカルの冴にも、さらに磨きがっかて来ている。
表題曲の”Green River ”、リフとヴォーカルだけのようなこの曲での彼の力強い歌声は、ロックヴォーカルにおける名唱の一つに数えてもいいのでは思うほどなのです。
この作品からのもう一つのヒット曲、”Bad Moon Rising ”。
土の香りが漂う大自然、一面を覆う緑の上をそっと駆け抜けていく爽やか風を感じる軽快なカントリーテイストが忘れられません。
シンプルで爽快さを与えてくれるC・C・Rのサウンド。
世の中、何事も難しくやりにくくなった今、難しいことなくストレートにそのサウンドに身を委ねていると、妙に心が軽くなるような、今一度、彼らの足跡を振返ってみるのも悪くないなと思います。
最後に彼らの、この有名な代表作を。
Track listing
All songs written by J.C. Fogerty, except where noted.
1."Green River"
2."Commotion"
3."Tombstone Shadow"
4."Wrote a Song for Everyone"
5."Bad Moon Rising"
6."Lodi"
7."Cross-Tie Walker"
8."Sinister Purpose"
9."The Night Time Is the Right Time" (Napoleon "Nappy" Brown, Ozzie Cadena, Lew Herman)
Personnel
Doug Clifford – drums
Stu Cook – bass guitar
John Fogerty – lead guitar, lead vocals, arranger
Tom Fogerty – rhythm guitar and backing vocals
Recorded
March - June 1969 at Wally Heider Studios in San Francisco, California
ご訪問有り難うございます。BBMの記事に気が付いて頂けて非常に嬉しいです。私の世代は[Tina Turner]経由で[Proud Mary/CCR]を知ったと言う…(苦笑。確かに、CCRは日本での知名度は…(涙。
by 素老人 (2011-09-11 21:51)
素老人さん
当時、日本でもCCRの人気は、新曲が出るや有線放送でもすぐかかりたちまちのヒットという状態だったのですけどね。
その頃の私は、ジョン・フォガティのヴォーカルは好きだったものの、ヒットを連発するアーティストは軽視していたこともあり、彼らのアルバムに手を出す気にはなれなかったのです。
しかし、7年ほど前に、フォガティの歌声を聴きたくて、一通り彼らのアルバムを聴いてから、その良さを再度見直すことに。
こんな、シンプルでストレートなロック、今はあまり聴けませんからね。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-12 13:58)
キャンディーズが歌っていたとはビックリ!
泥臭いロックは大好きですよ(^-^)/
ティナ・ターナーの歌うプラウド・メアリーも好きです。
by マチャ (2011-09-12 19:22)
キャンディーズが歌っていたんですね!
ビックリです。
私はジョン・フォガティーの復活作センターフィールドで初めて聴きました。
以降CCRにさかのぼって聴きましたが
シンプルでカッコイイですね。
by せいじ (2011-09-12 20:38)
何かのCMで使われていましたね♪
思い出せま千が。。。
by かなっぺ (2011-09-12 21:32)
老年蛇銘多親父様
ストレートなロックって確かに無いですよねぇ…(ため息。
キャンディーズのバックバンド「MMP」は後の「スペクトラム」のメンバーが大半で凄腕揃いでした。ライブでEW&Fもカヴァーしてたそうです…(凄っ。
by 素老人 (2011-09-12 22:29)
なつかしいですね~[__!]
この頃は本当に洋楽良く聞いてたんだなって思います。
特に「雨をみたかい」はものすごく聞いた様な?
ところでティナ・ターナー姐さんはお元気かしら?
って最近思いました[__たらーっ]
by TAMA (2011-09-14 18:47)
CCRと言えばヤッパ『雨をみたかい』でしょうか。
プレイログの頃、結構詳しく書きましたが、今も時々聴いています。
by 抹茶 (2011-09-14 19:21)
マチャさん
私も、CCRのプラウド・メアリー、当時あちらこちらで鳴っていたので飽きてしまって、ティナ・ターナーの歌を聴いた時、これだと感じ思わずシングル盤を買ってしまいました。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 12:43)
せいじ さん
プラウド・メアリー、キャンデースがコンサートで歌っても違和感がなく、乗りの良さが逆にいいように思えます。
フォガティのヴォーカル、本当に魅力的ですね。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 12:49)
かなっぺ さん
確かに、何かのCMで使われてましたよね。
それを聴いてCCRを思い出し、その良さを改めて認識したのですけど。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 12:52)
素老人さん
再びコメントありがとうございます。
キャンディースのバックに、スペクトラムのメンバーがいたんですか。
スペクトラムを始めて聴いた時、日本のバンドのレベルも随分高くなったなと思い、その音をずいぶん楽しまさせてもらいました。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 12:57)
TAMAさん
あの頃は、洋楽が日常にも随分溢れていましたね。
ティナ・ターナー姐さん、You Tubeを見ていたら、2009年ビヨンセと歌っているプラウドメアリーがありました。
相変もかわらないパワフルさ、恐れ入りました。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 13:03)
抹茶さん
CCRといえば『雨をみたかい』だと思いますけど。
ただこの曲の収められた”Pendulum”というアルバム、それまでの作品にはない新しい試みしているのですが、どうも初期CCRらしいのびやかな活気にが影を潜めてしまっている。
どうも、メンバー間に不協和音が生じてしまっていったことが因にあるようなことなのだけども。
そんな訳でアルバムとして見た場合、全員の気合が横溢し、かつその意気込みの絶頂期のものとして、このGreen Riverあたりがいいのではと思い選んでみました。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-15 22:21)
キャンディーズも歌っていたのには驚きです。
by yukihiro (2011-09-16 07:59)
yukihiroさん
この汗臭い曲、キャンディースが歌うと妙に可愛くなる。
なんとも不思議ですね。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-17 11:48)
私もCCRの「雨を見たかい」は、好きです。
ジョン・フォガティの「オールドマン・ダウン・ザ・ロード」は、80年代に聴いて知っていましたが、なるほど土の香り がしますね。
by raccoon (2011-09-18 16:59)
raccoonさん
このCCR、The Bandとともにサザン・ロックの原点といわれているそうですね。
このサザンロックが放つ強烈な土の香りに、自然の中での爽快な力強さが感じられるように思うのですけど。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-20 20:56)
ねこのめさん
りなみさん
いつもお越しありがとうございます。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-23 12:36)
CCR! 懐かしいですね。
ここで紹介されている曲はもちろんのこと
Who'll Stop The Rain や
Up Around The Bend とかも大好きです。
by えい♪ (2011-10-21 23:35)
えい♪さん
これを書く時にCCR、どのアルバムを選ぶかずいぶん迷いました。
えい♪さんの上げた曲以外にも”Sweet Hitch-Hiker”等好きな曲があってね。
by 老年蛇銘多親父 (2011-10-23 13:54)