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早き春!!街を彩ったソメイヨシノ 2023 [仕事の合間に]

前回の記事でもお話致しましたが、忙しさであちらこちらへと飛び回る日々が続いた今年の3月。

しかし、歩き回りながら感じたのは、今年の春の訪れの異常な早さ。

それを感じたのは、いつもの年なら、ソメイヨシノの開花は、まだこれからという3月19日のこと。
東京府中にあるお客様のところに向かう道すがらに見かけたこんな風景。

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公園の淡いピンクの花をつけ咲かせた桜の木が!!

東京のソメイヨシノ開花は3月14日だとニュースでは聞いていたけど、例年、靖国にある標準木の開花より数日開花が遅れていたはずと思っていた府中で、ここまで花をつけたソメイヨシノに出会うとは!!

傍に寄って見るとこの通り。

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しかし、このソメイヨシノ????
いくら今年の開花が早かったとはいえ、花の特徴はソメイヨシノなれもどこの時期でこの花づきの良さ、もしかすると、いつもはこの時期満開の彼岸桜かもしれないと、この日の帰路、家の傍の彼岸桜の様子を見に行ったところ、こちらの方は既に花は落ちてしまって葉桜始まりの状態。

と言うことは、府中で出会った桜は間違いなくソメイヨシノ。

かなり早いけど、花見の季節。
なれば、行く先々で合間みて、桜を愛でて来たるべき春を楽しみながら、仕事に励むことにしたのですのです。


まず訪れたのは、桜との語呂合わせよろしく千葉県佐倉にあるお客様のところ。

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構内に入ってみると道路沿い桜の木。
どんなものかと見てみると、こちらは7分咲き程度の按配。

東京より開花の遅いここでこの状態なら、都内は満開の見頃となっていることだろうと、翌日予定の府中のお客様訪問の帰り、府中駅近くの桜並木へと足を延ばしてみることにしたのです。

そして、行ってみると思った通り。
桜の花が道路を包み込み、2023年の春到来を高らかに歌い上げています。

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さらに、この並木の先にある公園へと足を進め、園内を覘いてみると。

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桜に囲まれた園内の広場で、桜の木の下にシートを広げお花見を楽しむ人の姿や、野球に興じる子供たち姿があり、コロナが明けようやくの日常到来を実感することになりました。

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こうして見てきた桜、しかし、仕事の合間に忙しく見るのではどうも味気ない。
そこで、今度は仕事を離れてゆっくり鑑賞してみようと束の間の休日にはと考えたものの、人ゴミに巻き込まれるのは嫌だし、遠出をしては骨休みの時間がなくなるし、ということで近場のどこかでと探していたところ、目に入ったの毎日通勤の際に乗る新京成電車の中で見た、新京成沿線のお花見スポット紹介ポスター。

その中で、目に留まったスポットが習志野市にある鷺沼城址公園。

ここは、以前にも何回か訪れたことのある場所なのですけど、
その時は、この地がその昔、石橋山合戦で敗れた源頼朝が房総に逃れ、その後この地の有力武将であった千葉常胤の助力を得て再起、この城址の場所に滞在し平家打倒の兵を整えたという伝承の場所だということの興味が先で、また、桜の花の時期ではなかったこともあって、ここがお花見スポットとなっているとは思いもよらなかったのですが、そうと知ったら桜を見ながら歴史に思いを馳せるのもまた一興と、早速出掛けることにしたのです。


そしてその当日。
習志野市役所の向かいの小高い丘の横の遊歩道を歩いて、西の入口に到着すると、そこからは、

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さすが城跡と言うこともあって、結構傾斜急な階段。
とにかく、それを登って本丸跡かと言われる公園広場に来てみると。

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思っていたより見事な桜の風景!!
そして、埴輪のレプリカが!

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実は、ここには、築造年代6世紀後半と言われる全長20~25mの前方後円墳が2基あって、そこから人物や馬の埴輪の破片が出土したとため、こんな埴輪のレプリカが置かれたそうなのです。

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束の間の休日、古代・中世、歴史の余韻を身に感じながらのお花見。
ここでは、一風変わったお花見を体験することになりました。


さて、今年の桜の季節、この他にもいろいろ歩きソメイヨシノを楽しんだのですが、ここで、この桜の風景、Joe Sampleのピアノに乗せて、こんな映像にまとめてみました。
曲は、フュージョンの名曲”Carmel”、過ぎ去った桜の季節の思い出を楽しんでいただければと思います。



それにしても、異常とも言える観測史上一番と言われる早さのソメイヨシノの開花を促した今年の初春の暖かさ。
この暖かさの下、街を歩き感じたのは、桜だけではなくすべての花々の例年にはない開花の早さ。

ソメイヨシノが散り始めた3月の終りには、いつもなら4月半ばぐらいに咲くシャクヤクやチューリップが見事に春爛漫を告げていた。

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そして、4月に入ると、驚いたことに5月が見頃のはずの藤やさつき、ハナミズキも綺麗に花をつけ咲く姿を見せていた。

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1週間ほど開花が早いと報じられたソメイヨシノであったけど、それ以後、春の訪れはさらに加速して、今や、2週間近く早い花々の開花を促し、まさに百花繚乱と言う感じ。

いつも、5月にならなければ咲くことのなかった我家のマツバギクも、ソメイヨシノ満開の時には蕾をつけ、今やこの通り。

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日本列島に、超早い春をもたらしたこの暖かさ。
聞けば、列島周辺の海水温度の高さがその要因の一つなっているそうなのだが、おかげで海の流れも変わり、サンマやサバは最悪の不漁となっているのだとか。
代わって、この時期獲れるはずのないブリが、水揚げされたというのだが。
これも、温暖化の影響によるものなのだとか。

こうしたことを聞くと、一斉に花が彩を添えた一早い春の訪れも喜んでばかりいられない。
巡って私たちの日常にも悪い影響を与えることにならないかと心配になって来ます。

世界中で二酸化炭素排出を抑えるべくいといろな技術も開発が進んでいるようだけども、一刻も早く実用化され温暖化の進行を食い止めなければと、その思い痛感しました。


今日街を歩ていたら、もう八重桜が満開となっていた。
一挙にやって来た今年の春。

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日本周辺の海水温も高く、猛暑が予想されている今年の夏。
大きな台風が発生、この列島に押し寄せ日常を破壊する猛威を奮うことがないようにと、ただ祈るばかりです。




PS:
4月初めに届いた坂本龍一さんの訃報。
今年に入って、ジャンルは違うがJeff Beck,Wayne Shorterに続いて、若き日の私に音楽の楽しさを教えてくれたヴァーチュオーゾの度重なる悲報に、自分自身もそれなりの年齢なってしまったことを痛感し、いささか消沈気味となてしまていた自分。

とは言いながらも、その時知った、癌と闘いのながら亡くなる直前まで、音楽だけでなく社会活動に積極的に携わり続けていた坂本龍一さん生き方の凄まじさ。

そうと知ったからには、自分もただ消沈している場合ではない。
こうした生き方、今は自分も学ばなければと考えているところ。

坂本さんの音楽、多く人は世界に絶賛されたイエロー・マジック・オーケストラのテクノなサウンドが思い浮かぶのだろうけど、彼のピアノ・サウンドの中には、連綿と受け継がれてきた日本の心を湛えた音があった。感性を

稀有の日本の感性を感性を、表現した音楽家。

けして、私は彼の音楽を聴きこんでいた者ではありませんが、彼の残した音の遺産は、私にとって至高の名品として心に刻まれています。

ありがとうの心を込めて、その冥福を祈ることにしたいと思います。

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初雪残る新年の街角が届けてくれた和楽の響き [仕事の合間に]

松の内も明けて、2022年もいよいよ本格始動。

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年明け早々、コロナ禍 第6派到来の兆しが見えて来たようなとの声も聞こえる、不穏な空気がある新年の幕開けとなったけれど、私の方は、今年は珍しく5日まで休みを取ることが出来、かなりゆっくりとした正月を過すことが出来たところ。

そうしたことから、6日から出社、コロナ騒動が大きくならないうちにと都内の得意先に新年の挨拶回りに出掛けたのですけど........。

しかし、出発の時は曇り空で何もなかったのですけど、外に出て30分ぐらいすると、なにやら空から白いものがひらひらと舞い降りて来る。
まあ、天気予報では都心では薄っすらと雪化粧となる程度でしょうとの報を信じ、客先での打ち合せを終え、外に出てみると降りは衰えずことなく、むしろ勢いも幾分増している様子。

この日は、とにかくロートルの身、この調子では長居をしてはいかなろ禍に出くわすかわからないと、早々に退散。
翌日、氷で滑りやすくなった路面に足を取られぬよう気を配りながら再び都心を訪れたところ、まだお昼前だというのに、まず立ち寄った日本橋界隈はこの通り。

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訪問先で聞くと雪は朝の通勤時にはかなり残っていて難儀したというのですが、それからわずか2時間弱の間にまるで何事もなかったようなってしまっていたとは!!!!

雪の街の情景を見れなかったことにいささかがっかりしながら、気付いてみると、間もなく昼休み。
考えてみれば、午後からは飯田橋方面に行く予定。ならばということで、その空き時間を利用して九段下の靖国神社に立ち寄ることに。

そして到着、入り口の大鳥居の前まで来てみると。

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期待していた、日頃は見れない薄らと雪化粧を残した鳥居の風景がそこにあったのです。



と、ひとまず目的達成、一安心したところで、新年最初の曲をお聴きいただくことにいたしましょう。

お正月というと、何故か恋しくなるのが和楽の音。
そこで、当ブログ聴き初めとなるその演奏は、ヴァイオリン、津軽三味線、篠笛、小鼓からなるユニットの竜馬四重奏による誰もが知るあの名曲で始めることにいたします。




そう、曲は美少女戦士セーラームーンの主題歌”ムーンライト伝説”でした。
楽器の構成から見て、純邦楽のようなサウンドを思い浮かべたのではないかと思いますけど、聴こえて来たのはフュージョンまがいの現代的サウンド。

これだけ聴くと一見受け狙いの連中にも見えますが、その本来の姿は、「日本の伝統楽器の響きを新しい形で伝えたい」をモットーとする革新的ユニット。

という訳で、彼らの音楽、今度はそのオリジナル曲の演奏をお届けすることにいたしましょう。





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忘れかけていた4月 合間の旅を思い起こして [仕事の合間に]

アッという間に過ぎてしまった4月。

気付いてみればその4月ももう終わり!

いつもなら、慌ただしく忙しい年度の締め括りの日々を無事乗り越え、この時期は、ホット一息うららかな陽気の訪れたこの季節の空気をのんびりと楽しんでいるはずなですが、今年の4月は、例年とは異なり公私ともに何かと忙しく、そうした空気をゆったりと楽しむ余裕もなく、時間を忘れバタバタと日々を過ごしてしまったことからこうな塩梅となってしまた始末。

とは言っても、仕事に追われて東へ西へと飛び回る中、よく考えてみれば結構楽しい思いをしたこともあり、今はその時の写真を見ながら、遅ればせながらこの季節特有のうららかな陽気の空気を楽しんでいるところ。

その一枚がこちら。

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上信越自動車道 長野ICを過ぎたあたりで見えてきた、全身に雪を残した北アルプスの山々の姿。
この日は、あの野沢菜漬けの発祥地として知られる長野県と新潟県の県境近くにある野沢温泉近くのお客様のところへと向かったのですが、思い描いていた通り春のうららかの日射しを浴びて白き化粧を施したままの山容を見ることが出来、思わず喝采。

これなら今日は。アルプスの少女ハイジならぬアルプスの爺さんオヤジになったような気分になり、これなら清々しい気持ちでうまく仕事をこなすことが出来るなあと思いながら、 豊田飯山ICで高速を降り国道117号線に出て、飯山町を付近に差し掛かると!!

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4月も、もう半ばというのに沿道には満開の桜並木が。

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その背後には、まだ冬の衣装を身に着けた山々が。

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春と冬の見事なコントラスト。
山深い雪国ならでの風景です。

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そして目的地到着。
これが、そこで撮ったった北アルプス。
春と冬が入り混じった、都会ではまず出会うことの出来ない迫りくる自然の力を感じつつ気持ち良い一日を過ごすことが出来ました。





さて、所変わって次に訪れたのは、緊急事態宣言発令後の都内の有数の観光名所。
それは、

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東京浅草の浅草寺。
この近くにある協力会社との打合せに出向きその帰り、駅に向かって歩き横向いてみると、ちょうど目に入ってきたのがこの雷門。

ここまで来たのだから、緊急事態宣言下の浅草寺、いつも人でごった返しているいるこの場所、人出はまばらと聞いているけど、どんな様子かちょっと覗いてみるかという塩梅で立ち寄てみることに。


その様子は御覧の通り。
人の姿は本当にまばらで、人力車の車夫さんも地元の案内と思しき赤い半被を着たお兄さんたちも、みな手持無沙汰のよう。

仲見世商店街もほとんどの店がシャッターを下ろしていてこの通り。

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そして境内も

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いつも人、人、人で下の舗装が見えないくらいの場所なのに。


しかし、訪れる人が少ない中でも浅草ならではのこんな一行が。

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貸衣装屋で和装を借り、街を歩く若き女性たち。
わざわざこんな時期にとも思うのですけど、鬱屈した毎日が続く今、抑えきれな乙女心の発露として仕方がなかったのかも。
せいぜい密には気を付けてと、声を掛けたくなってしまいました。


さて、開山は、推古天皇の御代と伝えられる1500年の歴史を持つという浅草寺。
しかし、その建物のほとんどが、先の大戦おりの空襲で焼失、戦後に再建したものであるということで、これまで人の多さに圧倒されあまりちゃんと見て歩いたことはなかったのですが、今回人出も少なかったことから落ち着いて散策してみると、江戸の昔を伝える遺物が結構残っていて結構面白い。

かって境内にあった東照宮の門として建立された、唯一空襲のを免れた建築物の二天門をはじめ、寛政8年(1796年)建立の松尾芭蕉句碑 、上野の寛永寺の鐘楼等とともに、江戸時代庶民に”時”を知らせた5代将軍徳川綱吉の命により造立された弁天山の鐘楼など、

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その場所に佇むと、江戸の昔の賑わいが見えてくようなものとの出会い。
こうしたことでもなかったら、ずっと気付かないままだったかもしれないと、その導きに感謝しているところ。
 
帰りに仲見世を歩いていると、焼き立ての人形焼き10個600円のところ今日は300円とのお店の人の掛け声につられ、ついつい買って帰ることにしてしまいました。


それではエンディングに、写真を見ながら、私の頭の中でずっと鳴り響いていたこの曲を聴きながら、お話を締めくくることにしたいと思います。
曲は、宮本笑里と. 平原綾香による”風笛 ~Love Letter~”です。











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2020年 深まる行く秋の空気に誘われて!! [仕事の合間に]

忙しくあちらこちらへと飛びまわることとなってしまった今年の秋。
しかし、昨年のこの時期は、入院手術となってしまいり1か月以上病院で過ごしていた身であることを考えれば、忙しくとも健康で外に出て行けることは実にありがたいこと。

そうした思いで、仕事とはと言え、例年よりいち早い秋の深まりが感じられるこの陽気、出掛ければ清々しい空気に浸れるのではとそのことを楽しみにして、コロナ禍再来の兆しが見える中、そのあたりは十分に気遣って出発することにしたのです。

そうして、まずは10月の終わり、5人の若手作業メンバーを引き連れ向かったのは、山梨県の笛吹市。
この時期の山梨県、例年なら紅葉は、まだこれからという感じなのであまり期待はしておらず着いた時は案の定という思いだったのですが、仕事を終えこの日の宿泊先である石和のホテルに近くにやって来ると、町のあちらこちらになんとなし秋らしく色づいた風景が見えて来たのです。

これはちゃんと見ていかなければということで翌朝、早く起きて仕事前にあたりを散策したところ

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見つけたのは道路際に秋らしく色づき立つ街路樹の姿。
やはり今年の秋の深まりは足早であることを確信。
そして、仕事を終え帰路に談合坂SAに立ち寄るとこちらにも......

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これまで何回も立ち寄ったこのSAも、早、私の知っている11月中旬の風情に。

これなら、もしかすると東京周辺でも間もなく色づく秋の気配を感じられのではと思いつつ、11月に入って間もなく東京は江戸川の旧中川縁にあるお客様のところ向かったところ。
いくらなんでも、東京の紅葉はまだ早いからまだだよなと思っていたところに見たものは..........

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なんと、そこであったのは秋爛漫の風景。
あらためて、今年の秋の深まりのスピードの早さを実感しつつ、仕事の傍ら人工的な都会の片隅に訪れた自然の営みの饗宴を楽しむことになったのです。

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そして、それならばと行ってみた私の家の近くの公園も

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秋色に染まり始めた木々の下で、無心に遊ぶ子供たちの姿が印象的でした。

こうして日々深まり行く秋、そうこうしているうちに飛び込んできたのが長野県木曽路行のオファー。
それにしても、うまい具合に秋の風景が燃えるこの時期に、秋見頃の場所での仕事の依頼が飛込んでくるなんて!!
日頃の行いのせいなのかよく分からないけど、これも役得とばかり再び甲信の旅に向かうことになったのです。
しかし、東京と比べ紅葉の訪れが早い甲信の地、その訪れが早い今年はすでに見頃は過ぎてるかもしれないと思いながら、まずはいつもの冨士見の場所までやって来ると....................!!







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春のうつろいを告げる花々の歌声 [仕事の合間に]

こうなるのではと危惧し覚悟はしていたものの、とうとう発令されてしまった緊急事態宣言。

大都市圏及びその周辺県では大規模な外出自粛措置が講じられ、かくいう私も、今は在宅勤務の日々を過ごすことになってしまったところ。

ところが先日、病院に行き定期の検査・指導を受けたところ、ここ1か月間で急激に中性脂肪が増加しているとのこと。
日常生活・食事など何か変わったことはなかったかとの問いに、最近の食事傾向や1週間ほど前から在宅勤務となっていると答えたところ、返って来たのは在宅勤務となったことによる運動不足が原因の公算が強いように思えるとのこと。
不急の外出は避けるようにとのお達しは守るべきなれど、1ケ月余りの長丁場となれば、運動不足による筋力の低下や体調不良が生じるなどのことによって、この措置明けた後にコロナとは全く関係のない、体力の低下や新たな疾患を患い体の不調を訴える人が多く出るのではと、そのことが懸念されるというのです。

仕事で、時には1日に5回以上、30mの高所への階段の昇り降りをしなければならないことの多い私、そう聞いて家の中ばかりいて筋力がダウンしてしまっては外出自粛解除の後が大変と、今は出来るだけ人の少ない場所を選んで、外に出て運動をするよう心掛けて日々を過ごしている次第。


そうした中、今年の春は、あらかじめこのような非常事態になることを、見越していたかのように例年よりかなり早く訪れたことで、梅も桜も例年より1週間以上早く咲きその見頃を迎えた感があるのですが、そうはいっても事態が事態、そうしたことで十分に艶やかな春の始まりを楽しめなかった方も多いのではないかと思います。

ところが私の方は、どういうわけか、梅や桜の開花が始まるこの時期、次々と仕事が舞い込みあちらこちらへと出掛けなければならないこととなってしまい、おかげでこれが梅・桜の開花、花見の旅の連続となってしまったのです。

その始まりが、2月半の埼玉県蕨市でのこの出会い。
ここでの仕事を終その帰り道、そういえば中央公民館の前庭に梅の木があったな!!
2月も中旬、今年は陽気も良いしちょっと梅の花も綺麗に咲いてる頃と思い立ち、立ち寄ったところに出会ったのがこの情景。

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最初は梅が咲いていると思ったのですけど、梅にしては花の色がピンクが濃いなと感じ。
よく見てみると、それがなんと桜!!!

河津桜など寒桜系の早咲きの桜は2月の終わりにには開花するけれど、1週間近い早い思ってみなかった桜との出会いには、ちょっと驚き。

この出会いに気を良くして、これなら今と2月の終わりに千葉県松戸にある戸定邸を訪れ、満開の梅と寒桜に出会ったのことは前々回の記事でご紹介した通り。

そこで、これならばと、続くエドヒガン・ソメイヨシノの開花も早いかもと、毎日通勤で通る駅前のエドヒガンの様子を日々観察していると、思った通り3月の上旬の開花。

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こちらも1週間以上早い!!!

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そしていよいよ3月14日、東京ではソメイヨシノ開花との報、ところが、この日は桜吹雪ならぬ午後から関東平野部は雪の天気。
こちらの見頃はまだ先だなと思いつ、翌日、私は群馬県の渋川市に出張したのですが、現地で聞くと前日こちらは雪は降らず一日雨だったのこと。、
しかし、山は白く薄化粧をして.......!!

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白く染まった山と早咲きの桜とのコントラストがとても綺麗。
日頃は、真っ黒でいかつい表情の榛名山も白い衣装を纏って流麗な佇まいを見せていました。

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そして、次に向かうことになったのは、東京都内の市ヶ谷。
このご時勢、出来るだけ都内には入ることを避けていた私ですが、今ほどの厳しい状況となっていなかったこともあって、市ヶ谷といえば靖国神社の近く、このご時勢、この機会を逃したらこの後は来れるかどうかわからないと、打合わせの終わった後、靖国・千鳥ヶ淵あたりに立ち寄り開花して5日後の桜の様子を見てこようと、予定を決行することにしたのです。

かくして当日、打合せ終了後、靖国神社の東京管区気象台の桜標準木のところまで来てみると、

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花付きはまだ斑模様ながら、

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近寄ってみると、それぞれしっかりと初々しく美しい花を咲かせていました。


しかし、ここまで見てしまうと木々覆い隠す満開の桜を見てみたくなってしまうもの。
かと言って、都内桜の名所へ行くのはタブーだし、ならば今度は人の少ない船橋の我が家の周辺に咲く桜を求めて、歩いてみたのですが、その結果はこの通り。

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こちらは、とある貴人(その貴人とは日本武尊だと言うのですが)が川を渡れず困っていたところ、地元民が船を繋いで橋を作り貴人の渡川を助けたという、船橋地名の発祥譚がある海老川沿いの桜並木。

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いつもこの季節、車でこの脇を走りながら、私もこの河畔を散歩し桜に浸りたいと考えていたのですが、毎度車を停める場所がなくその願いを果たせないままでいたのですが、今年は人も少なくなんと車を停める場所を確保することが出来、やっとことで長年の願いを果すことが出来ました。

そして、もう一つ

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これは、陸上自衛隊習志野駐屯地の軽装甲機動車と桜。
まさしく、美女と野獣といった佇まいです。


そうして無事満開のソメイヨシノ楽しめたところ、今年お花見は、この家の周辺で終わりだなと考えていたところ、急遽舞い込んできたのが、茨城県の土浦への出張。
お客様の工場の緊急故障対応のための調査だったのですが、こちらの方はたいしたことなくほどなく完了、作業を終えて外に出ると工場入口前にある川沿いの桜が満開の様子。

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時間もまだあるし、これは、どこかいいスポットが有るかも知れないと目凝らし歩いていると、そこもあったのは"土浦桜まつり”書かれたのぼり。

そこで、そののぼりの立ち並ぶ方向に従ってへと進んで行くと、あたりの雰囲気はなにげに良さげで、何かありそうな感じ。

.これは期待出来そうと、そのまま歩き続けたどり着いたのところがこちら場所.......!!

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明治維新までこの土浦の政治の舞台あった、別名”亀城”との名でも親しまれている土浦城の桜です。

茨城県というと幕藩体制の時代、徳川御三家である水戸藩があった県として有名ですが、この土浦というところも、歴代徳川氏の有力大名が治めた場所で、土浦藩として幕末には土屋氏9万5千石の城下町があったところなのです。

9万5千石の城としては意外と小ぶりな感じする城跡。
今は市の公園となっているのですが、やはりこの地を治めたという城のあった場所、なんとなく伝わってくる歴史の重みを感じながら城門くぐるとそこで出会ったのはこんな風景。

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本丸の桜の木の下、結婚記念撮影をする若いカップルの姿。
殺伐したコロナ騒動の嵐が吹き荒れる中、ひと時の安らぎを得た思いがしました。



そしてその日の帰り道、さらに松戸で水戸徳川家所縁の松戸神社に参拝、そこの桜を楽しんだ後、いつもの新京成電車に乗って外を見ていると、くぬぎやま駅手前の踏切周辺にカメラを手にした多くの人が集まっています。
これはもしやと思い私も駅で電車を降りて、その場所に行ってみると案の定。

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そこで見たのは、陸上自衛隊松戸駐屯地の桜の木が立ち並ぶ、その横を駆け抜ける電車の姿。

多く集まっていた人々は、その情景を撮影するために集まった鉄道ファンの人たちだったのです。

実はこの場所、夜になると桜がライト・アップされ電車の中から夜桜を楽しめるようになっている所なのです。
昨年から始まった、新経世電鉄と自衛隊のコラボによる粋な催し、都内のお花見が軒並み封じられてしまった今年も無事続けられていたことにほんのりとした喜びを覚えました。


それにしても、感染症の猛威の中、図らずもお花見の三昧となってしまった今年。
歩きながら桜の楽しみ方もいろいろとあるものだと、つくづく感じされつ大きな癒しを得ることなりました。

最後に、私の歩いた今年の早春の風景、ピアノ・トリオの演奏に乗せたこんな映像に仕立て上げてみました。
この辺で、私もこの映像を見ながら、外出自粛ですさぶる心に癒しを得ようと思います。

まだまだ続きそうな災いの日々、皆様方も、くれぐれご健康には気を付けてお過ごしください!!









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大都会に残された小さな自然の中の秋の営み 2018 [仕事の合間に]

いつもの音楽ネタは、今回は一旦お休み。

遅ればせながら、昨年の秋口に仕事の道すがら撮りためた秋の風景の写真を整理していたところ、昨年は遠出する機会は少なかったものの、思いの他季節の衣装を纏ったその土地々々の風景との良い出会いに恵まれたことに気付かされたことから、ここでその写真を見ながら思い出の記憶を辿りつつ、筆を走らせてみることにしてみました。


昨年は10月まで栃木・山梨を巡る仕事の旅が続き、久々に旅の空気の味わいを楽しむことが出来たのですが、それも11月に入ると一段落、以後は、都心周辺での仕事ばかりが続いていたことから、今年の秋は自然の空気に触れながらその深まりを楽しむことはもう出来ないなと思っていたところ、たまたま車で通りがかった東京、葛飾の水元公園で出会ったこの風景。

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駐車場に立つ、木々の季節を感じさせる色づき具合に、大都会を抱えるこの平地にもその季節の訪れを感じさせる空気があることを知らされたことから、今年はこの都会の喧騒の中に潜む秋の気配を探し歩くことを思いついたのです。


そしてそれから2週間後、「久々にちょっと上野辺りで集まり一杯飲もうや」という学生時代からの旧友の誘いに乗り、巧くすれば上野の山の季節の色合いも見れるかもと、約束時間よりかなり早めに出掛けることにしたのです。

京成電車に乗って、程なく京成上野駅に到着。
西郷銅像側から、園内に入り歩いてみたところ、やはり常緑樹ばかりのせいなのか、その気配は全く無し。
「ここは、桜は有名だけど紅葉の話はあまり聞かないしな」、と半ば諦め気分で西洋美術館の近くまで来てみると........。

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薄っすらと秋の化粧支度を始めたような樹木の姿がそこに見えています。

もしかするとこの先、国立博物館の周辺は期待が持てるかもしれない、ならば江戸の昔、徳川将軍家の菩提寺として、または江戸の町の北方の守護寺として威容を誇った東叡山寛永寺の残り香を浴びながら、季節の空気に浸るのもまた良いのではと考え、そちらの方へと向かうことしたのです。

そして、出会ったのがこの風景。

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そして、博物館を1周して旧東京音楽学校本館の辺りまで来てみると、

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ほのかに色づき始めた樹木の下、多くの人が秋の風情を楽しみながら歩いています。

中には、いくつも色彩に彩られた、こんな樹木も。

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こうやって歩いてみると、上野公園というところ、歴史ある建物と季節の彩りとのコントラストが、日常を忘れさせてくれる、そうした空間を育む場所であることを、あらためて認識させられました。

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上野公園の散策で得た秋の風情の手応えに、であれば今年は仕事の道すがら訪れるだろう都心周辺のいつもの場所でも、またいつもと違った風情を見つけることが出来るかもしれないと、日々さらに目を凝らして街を歩くことにしたのです。

そして、数日後........。


まず目にしたのが、この風景だったのでした ・・・・・・・×○△××□................。





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秋の訪れ、そのその足跡を探して(山梨初秋探訪編) [仕事の合間に]

出張で、9月から10月初めに訪れた栃木県さくら市、前回はその初秋の様子をお話しさせていただきましたが、今回は、その疲れの回復もままならないまま、引き続き次に向うことになった山梨県の初秋のお話。

この地、前の職場の仕事で度々訪れていた場所なのですけど、今回の訪問は、その前の最後に職場の仕事で訪れた時からおよそ1年半ぶりとなるもの。

10月の半ばとなるとこの時期の山梨県は、空気が澄みわたりこの甲府の盆地を囲む山々の山容の美しさ増してくる頃で そこに彩り美しい紅葉が始まる、季節の移ろいを楽しむには打ってつけの時期になってるはずなのですが、今年は9月以降、雨または曇天の日々が続く毎日で、私が訪れたこの時は、幸い雨に降られることはなかったものの、周辺の山々は厚い雲にに覆われて、澄んだ美しい山波を眺めるというにはかなりほど遠い状態だったのです。

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それでも行きしな車を走らせているいると、次第に雲が薄くなり霧のカーテンに遮られながらも薄っすら、頭に雪の帽子を被った幻想的な富士の姿が、見えて来たりして.........。

目的地に到着した後に知ったことですが、この日は、富士吉田市による今年の富士山初雪化粧宣言が出された日だったのだとか。
私にとっては、山梨滞在時に、この富士山初雪化粧宣言と接することになったのはこれで5回目。
なんとも不思議な富士山との浅からぬご縁を感じることになりました。


さて、こうして幸先の良いスタートを切った今回の旅。
美しい山波が駄目ならばせめて木々の様子はと、休憩のために立ち寄った定番の中央道釈迦堂PAの周辺を歩いてみると、

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本番までは至らぬものの、にわかに衣装を秋色に染替え始めた木々達がそこにいます。
ああ、これならば一安心!
これで今日の仕事の終わった後の楽しみが出来たわいと、この日の夕刻の出来事を思い浮かべながら、ようようと目的の仕事場へ向かうことになったのです。

そして、仕事終えたその日の夕暮れ時............................





旅は続く


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秋の訪れ,その足跡を探して(栃木初秋探訪編) [仕事の合間に]

今年の9月10月、昨年職場も変わり、前職場での東へ西へと駆けずり回る忙しい日々とは決別して、ここ一年はゆったりとした雰囲気の中で仕事をする毎日を過ごしていたところ、そこにまた飛び込んで来たのが、はたまた仕事で東へ西へと駆けずり回る忙しい日々。

何故こんなことになってしまったのかというと、それは昨年まで勤めた職場からの突然の業務応援の依頼。

実は、私の抜けた後の前職場、その後大幅な戦力ダウンとなり、それまで熟して来た仕事を熟すのもままならぬ状態となっていたところに、メンバーの一人が入院長期療養となってしまったことから、いよいよ首が回らぬくなってしまい、その職場のOBである私への救援要請となったもの。

それまで苦楽を共にし世話になってきた仲間からのSOS !!、むげに断ることはできないし、なんとか力を貸してあげたいと考えるも、1年ぶりとなる超が付くほどの忙しい日々、さすがにこれまで惰眠を貪っていた体はすぐに馴染まず、かなりきつい思いをすること必定、老体に鞭打ちながらのつらい毎日となるであろうと憂いつつも、頃は秋の始まり、旅先、その仕事の合間にともすればまた季節感に満ちた良い風情に出会えるのではという期待に惹かれて、いささか腰引け気味なっている頭を良いことの方に切り替えて、この申し出を引き受けることにしたのです。

そして9月の中旬も終末に押し迫ったとある日、最初に向かうことになったのは、栃木県さくら市。
日光連山を望めるこの地、秋ともなれば一日、時を経るごとに変化する山容の表情を楽しめる場所なのですが、今回は雨と曇り空に阻まれその雄姿を見る楽しみは閉ざされ、変わって心を和ませ楽しましてくれたのが、こちらの写真。、

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それは、赤トンボ。
この地、東北本線の引込み線脇の場所なのですが、4年ほど前にもここで赤トンボと出会ったことがあり、その時、ここにある事務所の方に伺ったところ、毎年夏に日光連山で発生したトンボが9月になって涼しくなると里に下りてくるのだという話。

そうしたことで今回もここで赤トンボに出会い、迫りくる秋の足音を感じられたらと思っていたところ、以前よりは数は少なかったもののなんとかその秋の使者に出会うことが出来ました。

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秋の到来を告げる使者赤トンボに出会い、秋の足音を確実に聞いたところで、次に気になり出したのは木々の葉の色付き具合。
9月ではその期待、まだ早いかと思いながら仕事場付近を散策、近くの公園の木々の様子をよく見てみると!!

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なにやらかすかな変化が起きているよう。
さらに近づいて観察してみると

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幾分赤みを帯び始めた楓の葉の様子が見てとれます。

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そして、その下には秋の扉を開くかのように、彼岸花が、秋到来を告げるかのように美しく咲いていました。



こうして、かすかにも秋の到来を感じることが出来た栃木県さくら市。
これまで何回も訪れそのたびのその周辺を歩き見てきているのですが、今回は、こうした季節の気合に後押しされて、これまでその道中、何となく気にしながらも、どうせ大した所じゃないと勝手に決めつけ足を運んでいなかった所へも、立寄ってみることに。

それは、東北道SAから2㎞程のところにある羽黒山。
羽黒山といえば山形県鶴岡市にある一大山岳信仰の霊地で修験道東国の聖地が思い起こされますけど、
一方、上河内にあるこの羽黒山、平地の中にポツンと聳えるあまりぱっとパットしない山で、その山の名前が東北の一大霊地羽黒山と同じ名とはとのいかがわしさが先立ち、これまで行くことが憚って来ていた所。

ところが、昨年最後にこの地を訪れた時、地元のネット情報でこの羽黒山の山頂には、山形県鶴岡市同様に古い社があることを知ったことから、もう一度、山形県鶴岡市にある本家羽黒山について調べてみると、その山は海辺の都市、酒田・鶴岡のある荘内平野のへりにある僅か標高414mの山ということで、そのことから、それとよく似た関東平野のへりに立つこの小高い山の存在が妙に気に引っかかり、再度機会がくれば足を運んでみたいと考えるようになってしまっていたのです。

そうして機会を得訪れたこの山に一歩足踏み入れたところ驚かされたのは...................................!!










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足早に駆け抜けた早春を彩った花々の残映 [仕事の合間に]

例年に増して気温の高い日々が続いた今年の4月。

ところによっては、まだ春が訪れたばかりというのに最高気温30℃と真夏さながらの陽気となった地域もあったりして。

おかげで、開花のかったソメイヨシノに続いて花を見せる花々も開花も例年に比べ随分早く、いつもは5月の連休明けにかけて咲く藤の花が、この時期、既に花は終わり棚の周りは一面緑の葉に覆われてしまっていたことに私もビックリ。
今年のソメイヨシノ開花の状況から、他の花の見頃は早くなるとある程度は予想し、カメラ片手に行く先々でその花々を楽しんで来た私でしたが、次第に予想を越える季節の深まりの進行の速さに、しまいには、日々急がねばとせわしなく追いまくらているような気分になってしまったほど。

とは言いながらも、後で落ち着いて撮りためた絵を見てみると、なんとか要所々は抑えられたような感じで一安心。
中でも今年は、当初予定になかった高崎に立ち寄り、春の高崎城址公園散策の機会を得ることが出来たのは大きな収穫でした。

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その高崎城というお城、秀吉の小田原攻め後、昨年のNHK大河ドラマでお馴染みとなったあの井伊直政が、主君徳川家康の江戸への国替えに伴い上野国12万石を拝領し、当初は戦国期、この地の中心として存在した上杉氏方の最前線の城として幾多の戦禍を撥ね退けた名城箕輪城にその拠点を置くも、その後家康の命により中山道と三国街道の分岐点となるこの交通の要綱に監視の拠点として築いたもの。
元々この地、箕輪城とは別に後北条氏に属した和田氏の居城故和田城あったところで北条氏滅亡後は廃城となっていた所に築城されたのが現在のこの城跡。

そして、現在高崎と呼ばれるこの地名も、直政がこの城に入城する際に、その直政よって命名にされたという井伊氏と所縁の深い地だというのです。

しかし、その井伊氏もこの城の完成を見ることなく、ほどなく井伊といえば彦根のある近江国に移封となり、その後は目まぐるしく入れ替わり入封した徳川譜代の大名らの手によって城郭が整えられたのが、今、その痕跡を僅かに残すこの高崎城址なのです。

さて、この城址公園となっている高崎城、その城の構造物や建築物は、明治期以降そのほとんどが移築また取り壊しとなってしまったため、現在残る創建時の遺構は上記写真の乾櫓、そして土塁などと多くはないのですが、散策してみると城の面影が残る風情の周辺に高崎市庁舎や文化施設が建っていて、それがこの城跡と程よく調和し往時を気風を伝える空気となって身に注いでくるような気にさせてくれているのです。

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そして、そうした気分に浸りながら園内を歩き乾櫓の周りに来てみると、そこで出会ったのがこの風変りな建物???

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大きなコントラバスのようにも見えるのですけど、これは一体???
と思って、辺りをを見回すと乾櫓の対面にある文化施設と思しき建物の方に目をやると、目に飛び込んで来たのがこの看板。

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そこには、”群馬音楽センター”とあります。

「ああ、それならば!!」とこのモニュメントようなものの存在に納得をしつつ、しからば何のためにこうしたものがここに設置されたのだろうかと、ガラス越しにその扉の内を覗いてみると、そこにその答えがありました。




実はこれ、公衆電話ボックス!!なのです。

携帯電話が普及した今、まずお世話になることはなくなりましたが、こんな公衆電話なら、中に入ってちょっと使ってみようかとのに気にもなりますよね。



さて、長々と回り道をしてしまいましたが、タイトルの”足早に駆け抜けた早春を彩った花々の残映”。の花たちの様子のこと。
ここまで、上の高崎城址公園の写真を見ていただいても、ほぼどこにも花の気配らしきものはないようにも見えますよね。

確かにこの場所、花が群れなし咲いている場所ではないのですけれど、ところどころに花を咲かす樹木が立っていて、それが新緑と城址周辺の時空の交差した佇まいとほどよく調和、華々しさこそないものの落ち着いた瑞々しい命を感じさせるる空間を作り上げていたのです。

おりしも、ソメイヨシノが咲き終えたこの時期、幾種もの八重桜や山桜が満開で、それが清楚で安らぎある美をもたらしつ、清々しい春の雰囲気を醸す場を生んでいたのです。

それでは、清々しい春の雰囲気を醸すその様子、今回は4月中私が歩いた町々で出会った春の花々の映像とあわせ、こんなPVにいたしましたので、ここで、ご覧いただきその空気、少しでも味わっていただければと思います。



このPVの最後に登場した藤の花、これを撮影した2日後に見た時には、花はかなり散ってしまっていて、ここでもあらためて今年の春の深まりの進行の速さ、つくづく思い知らされてしまいました。


花々の様子をご覧いただいたところで、この高崎城址公園、今回歩いてみて可憐な花々と共にもうひとつ深く印象に残ったのが、こちらの彫像。

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一見、どこの街角にあるような像にも見えるのですけど...........、

これは長崎の平和記念像の作者として知られる日本を代表する彫刻家 北村西望の”将軍の孫”という作品。

長崎の平和記念像の他、彼の作品として有名な作品としては、山口県萩の”山縣有朋像”や岐阜県岐阜羽島駅前の”大野伴睦先生御夫妻之像”、JR熊谷駅前の”熊谷之次郎直實像”などがあるのですが、そのどれもとっても、かなりの大型でかつ厳ついイメージの作品が多い中、この”将軍の孫”(西望の長男,治禧(はるよし)氏5歳時の姿が、モデルとなっているのだそうなのです。)の像は、それに比べかなり小ぶりで、他の大型作品には感じられない西望の父親としての優しく・暖かさに満ちた愛情がその小さな体から滲み出ているようにすら感じられます。

特に若い頃、美術品搬送のアルバイトで東京武蔵野市の井之頭自然文化園内にある西望の園内の熱帯植物温室と見まがうばかりの巨大なアトリエ(井の頭自然文化園 彫刻園となっているとのこと)を訪れたことのある私にとっては、その時見たアトリエの高見に立ち気難しげに思索する西望の姿と相まって、この少年の像から湧き出るそこはかとない愛らしさが、私が感じた西望のものだとはにわかに信じられず、そこに大きな衝撃を受けてしまうことになってしまったのです。


そうしたことを考えながら、像の下に書かれたこの像の説明書きを読んでみると、この像、現在は井之頭自然文化園、調布の神代植物園、箱根の彫刻の森美術館、八王子駅入口など各地にあるのだとかで、その幾つかは私も以前訪れ見ているはずなのですが、それが完全に記憶の外になっていたことに気付かされたのです。

それまで何も感じることのなかったにも変わらず、ここで受けた強いインパクトは!!?

それは、この城址公園の雰囲気と春の空気が、この像に子供らしい無邪気さと命の活力を与えくれたことによるものなのか。

道端にポツンと唐突に据えられいるかのように見えたこの高崎の”将軍の孫”の像、しかし、それは高崎という街の歴史を蓄えた自然の力を得て光彩を放さしめていた、そこに、この地に暮らす人々のさりげなさの中に潜む豊かな感性の断片を見たように思えたのです。

あたためてこの町の奥行きの深さを感じ、短い時間でしたがいろいろな思いに巡り合わせてくれたこの地でのひと時に感謝しつつ、良い思い出を携え帰路につくことにしたのでした。



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大都会に春を告げる靖国のソメイヨシノ [仕事の合間に]

真冬と初夏の間を彷徨った今年の早春。

3月初めの頃は、おりしも訪れた冬逆戻りの様相から、桜の開花もいつになることかと考えていたところに、突然の初夏の如くの陽気の到来。
そのせいで、固く閉じていた蕾もにわかにその結びを緩めることになったのか、あれよあれよという間に桜開花宣言近しのニュースが巷を賑わすようなっていたように思うのです。
そして、東京では3月17日に開花発表、続いて早24日午前には満開宣言の発表、平年より7日早い開花に合わせ今度はさらに平年より10日、1953年以来3番目に早い満開との、矢継ぎ早に報じられる桜の動向の変化に、昨年まで朝夕桜並木の下を日々その移り変わりを楽しみながら職場に通っていた私は、今は他の職場に移りここ歩くこともなくなってしまっていたら、このまま過ごせば、今年は辺り一面に咲き誇る桜の風景を見ることもなく終わってしまうのではとの焦燥感を抱いてしまっていたのです。



とは言っても開花宣言はまだ出ていないし、ちょっと今の開花状況だけでも見ておこうと思い、帰宅時に日々利用する最寄の駅周辺を歩いてみたところ、そこで出会ったのが全身に花を身につけ咲き誇る駅前広場に立つこの桜の木。

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それも、なんと満開の様子!

それにしても、今の駅舎と、この駅前の広場が出来てから間もなく20年が経つというのに、日々この駅を利用しながら、今までこうした風景があることに気付かなかった私。
確かにこの場所、家の方向とは逆の出口も場所であり、ここを通る機会も少なかった場所とはいえ、20年もの間ここに桜の木があることを知らずにいたとは、自分のそのうかつさに情けない思いを抱きながらその花の前へと足を運ぶことにしたのです。

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しかし、この満開の桜、東京より3日ほど開花宣言の遅かった千葉県で、東京の満開宣言がまだでもあるにも関わらず、こうした満開の桜の木があるのは何故と思い、さらに足を延ばして周辺の桜の開花状況を見てみると、そちらの方はどの木も3分咲き程度の様子。

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もしかすると、駅前のあの桜はソメイヨシノと別に種類の桜........................[exclamation&question]



すると考えられるのは、彼岸の頃に花を咲かせるという、日本の桜の古来種でソメイヨシノお母さんであるエド・ヒガン!!
ソメイヨシノが オオシマザクラ(父方)とエド・ヒガン(母方)の交配種であることから、ちょっと見ではソメイヨシノだと思ってしまうのですが、よく見てみると花の根元にエド・ヒガン特有の赤く丸いがくの形が見て取れます。
これで、一足早い花の盛りの謎も氷解。

それにしてもわずか20年前に出来た広場にソメイヨシノではなく古来種のエドヒガンとは、思いも寄らない身近な街の小さな発見に今年の桜との縁にの行方に、幸先を見たような気がになって来ます。


そして翌日出社をすると、早速その効が現れたのか、前に在籍していた外堀公園桜並木の横の職場からの仕事応援のための来訪依頼の電話があったのです。。

いやこれはラッキーとばかりに二つ返事で承諾し、打ち合わせの後に靖国神社まで足を延ばし、桜の饗宴に身を浸してこようと出掛けることにしたのです。

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かくしてその当日...........[exclamation][exclamation]








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