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新旧Fusionの名手が奏でる硬派のFusion Sound:Randy Brecker, Eric Marienthal:Double Dealin [音源発掘]

2022年も、その前半分が終わり後半へ突入。

それにしても、ウクライナでの戦争に始まり、元首相銃撃事件、そこに異常な猛暑と早々すぎの梅雨明け宣言、そしてコロナ禍の再到来と、世情だけでなく自然現象の方も、いつもの年に増してなにかと騒々しさ満載で過ぎていったこのこれまでの年月。

今は、残りの年月で平穏が戻ってくれればと、ひたすら祈ることにとにしようと考えたところで、今は夏本番

強い陽射し浴びながら、そうした鬱陶しさからの逃れ解放感に浸るには打ってつけの季節。

こうなると聴きたくなるのが、フュージョン系のミュージック[ぴかぴか(新しい)]

そんなわけで、ここのところそうしたフュージョン系のミュージックを探し聴いているのですが、今回の作品は、そうした中で出会った、硬派のフュージョン系のミュージック作品。

Randy Brecker, Eric Marienthal:Double Dealin.jpg

 
トランペット奏者のRandy Breckerとサック奏者の Eric Marienthalによる2020年発表の作品”Double Dealin”です。

この作品、昨年 現代のジャズをけん引してきた偉大なるピアニストのChick Coreaが亡くなった後、これを機に、これまで敬遠していたChickによる90年代のフュージョン系の作品にも耳を傾けてようとChick Corea Elektric Band の作品を聴いていたところ、そこで聴いたサックス奏者のEric Marienthalのプレイが耳に留まり、彼の作品を探してみたところ見つけたのがその出会い。

その作品には相方のメンバーとして、70年代半ば大いになる人気を集めたファンク・バンドの Brecker Brothersを兄のサックス奏者Michael Breckerと共に率いたフュージョン界の大物トランペット奏者Randy Breckerの名も見える。

それは、Chick Coreaにより見出され世に出たアーティストEric Marienthalと、フュージョン、ファンクというジャンルがなかった時代からジャズとロックを融合したブラス・ロック・バンドのBlood Sewat Tearsのメンバーとして活動し、1970年には自己のブラス・ロック・バンドDreams結成し、フュージョン黎明期より後にフュージョンと呼ばれる新たなるジャンルを提示、育てて来たアーティストRandy Brecker、そのフュージョン界のビッグ・スター二人による豪華なコラボ作品ということ。

しかも、2020年のリリース作品。

となれば、この二人のコラボというだけ魅力的なのに、その上直近の彼ら二人のサウンドに接することが出来るのではとあって、居ても立ってもおられず聴いてみることにしたものなのです。


さて、その期待のサウンド、一体どんなものだったか
まずは、ご一緒に聴いてみることに致しましょう。

曲は、”Double Dealin'”です。



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昨今聴いているネオ・プログレシッブ・ロックの精鋭たち Part2 [音源発掘]

いやいや、心底参ってしまった、6月末早々に訪れた超突然の真夏本番!!
まだ梅雨明け宣言も出ない6月だというのに、連日の人の体温に迫り越える超猛暑の毎日が続いたり。

そして、早々の梅雨明け宣言が出、7月に入ったと思ったら、今度は、毎日が雨マーク続きの梅雨の戻りというべき天気が続いたりと。

仕事柄、日中を屋外で過ごすことの私、例年ならこの時期、雨マークと熱中症に気を配りながら何事もなく過ごして来たのですけど、今年の夏のこの目まぐるしい気候の変化には、超ロートルの身でこれについていくのはかなり難しくなって来ているよう。

おかげで、どうも体調が芳しくなく、知らず知らずのうちに仕事中に居眠りしてしまたりと、職場の若手の連中も、見てみないふりをして気を使てくれ助かっているのですが、さすがに年齢を感じてしまっているところ。

しかし、気だけは年寄りになきれず(こういうのが、熱中症の危険度が最も高いのではと思っていますけど)、今回のお話も前々回の記事で「もう少し聴きこんで」」と前置きをした昨今聴いているネオ・プロレシッブ・ロック作品のお話。

その一つ目の作品がこちら

Arena  The Seventh Degree of Separation.jpg


英国のネオ・プログレシッブ・ロック・バンドのArena、2011年発表の作品”The Seventh Degree of Separation”です。

1995年、英国のネオ・プログレシッブ・ロックの代表的存在のPendragonのキーボード奏者であるClive Nolanと同じくMarillionの元ドラマーであるMick Pointerによって結成されたこのArena、私としては、ネオ・プログレシッブ界のビッグ・ネーム出身であるという二人が結成したバンドということから、そのサウンドの出来栄えはかなり期待できるのではと、興味を抱き聴いてみることにしたのが彼らとの出会いの始まり。

そして聴いてみると、
そのサウンドは、二人の出身母体であるPendragon、Marillionが、70年代プログレシッブ・ロックの大御所であるGenesisの影響を色濃く感じたのに対し、このArenaはその痕跡はあるものの、ハードなロックのエッセンスを発散しつつ、そのバックを支える耽美なクラシカルな響きに新鮮なものを感じ、すっかりのめり込んでしまうことになってしまったのです。


それでは、そうしたArena、この辺で1曲聴いていただくことに致しましょう。

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ギター音楽の可能性を体現したギタリスト;Larry Coryel; Air Dancing [音源発掘]

前回はネオ・プログレシッブ・ロックの作品を取り上げご紹介させていただきましたが、今回はフュージョンが出現する前より、いち早くジャズとロックを融合したスタイルで登場した、一人の名ギタリストの作品を取り上げることにしたいと思います。

そのギタリストの名前は、Larry Coryell。
1960年代の半ばに登場した人なのですが、その初期より当時はまだ流行歌的扱いであったロックのエッセンスを自らのプレイに取り入れジャズ・ロックというべきサウンドをもって登場した、フュージョンのパイオニアともいえるアーティスト。

そして1967年、当時、新進気鋭のヴァイブラフォン奏者Gary Burtonとのカルテットの一員としてに制作に参加した作品”Duster”での、繊細な美しさを感じさせるBurtonのヴァイブに、衝撃的な荒々しいロック・エッセンスを感じさせるギター・プレイで応酬、これによりその名が大きくクローズ・アップされことになったアーティストなのです。


そうしたCoryell、今回選んだ作品は、

larry Coryel Air Dancing.jpg


1988年のパリでのライブを収めた作品”Air Dancing”です。

実はこの私、Gary Burtonの作品”Duster”でのLarry Coryell のプレイに衝撃を受けを、その後、60年代後半から70年代初頭の彼のリーダー作品のいくつかを聴いたことがあるのですが、どうもそれらの作品は肌に合わず、その後はバンド編成での彼の作品は余り積極的に聴くことはなかったのですけど、

今回この作品を選んだのは、ピアノのStanley Cowellの参加作品を探していたところ、このCoryell との共演作品を見つけ、フュージョンとは縁遠いCowellとCoryell のコラボ、それは一体どんなものかと興味が湧き聴いてみたのがその始まり。

これは、純ジャズのCoryell が聴けるのではと考え、実際に聴いてみると大当たり。

Coryell が、ロック的な荒々しい野性の暴を見せることなく真正面から音楽を語り紡ぎ続けている。
ソロにおける顛末構成力に優れるアーティストの一人という巷の評価の通り、聴き応え応えのある純ジャズ・サウンドがそこから聴こえて来たのです。


それでは、そのサウンド、早速ここで聴いていただくことに致しましょう。





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昨今聴いているネオ・プログレシッブ・ロックの精鋭たち [音源発掘]

コロナ感染拡大に明け、突然のロシアのウクライナ侵攻、知床での観光船沈没、等と世情を騒がす大きな事件に翻弄され続けているうちに気付いてみれば、2022年も間もなく半年を終えようとしているところ。

毎年この時期、「この間、正月を迎えたばかりなのもう6月、早いものだ!」との感を抱く私ですが、世情の騒がしさも手伝って2022年が半年が過ぎようとしているとの実感が今だ湧いてこないでいるのですが。

とは言っても、暦は6月。
そこで、今年に入ってこれまでUpして来た記事を振り返り見たところ、気が付いたのは今だロックの作品に関するを記事を一つもUpしていないということ。

とは言っても、ロックから遠ざかってしまったわけでもなく、昨今は現在一線で脚光を浴びているネオ・プログレやプログレシッブ・メタル系のアーティスト探し求め、その作品を聴き続けその数も貯まり、お気に入り作品も発見することが出来て来たところ。

であれば一年の半分が過ぎようとしていることでもあり、今回は、そろそろ今年探しあてたお気に入りのロック作品のいくつかを取り上げてみようと思い立ち、記事をUpすることに致しました。

まずその一つ目の作品は.............!!

Mystery Delusion_Rain.jpg


カナダのプログレシッブ・ロック・バンド、Mysteryの2015年発表の6thアルバム"Delusion Rain" です。

そもそもプログレシッブ・ロックとは、1960年代後半から70年代初頭、英国に現れたKing Crimson、Pink Floyd、Yes、Genesis、Emerson, Lake & Palmer(いわゆる5大プログレシッブ・ロック・バンド)等を中心にクラシック・ジャズ・現代音楽などの技法やエッセンスを積極的に取り入れ高度な演奏技術より未知のサウンドを模索し誕生したのがその始まりなのですが、70年代後半に一旦衰退するも、80年代に英国のMarillionをはじめとするネオ・プログレシッブ・ムーブメントの登場により脈々と受け継がれて来た音楽ジャンル。

そのサウンド精神は、今やメタルなどとも融合し英国のみならず全世界に広がり、多くのアーティストが登場しているのですが、私の不勉強のせいかもしれませんが、カナダにこのようなアーティストがいたことはちょっと意外でした。

さて、このMystery、マルチ・インストメンタリストの Michel St-Pèreを中心に1980年代中頃に結成、91年にレコードデビューを果たすも、その後メンバーの入れ替わりが激しく、この作品のメンバーはMichel St-Père以外は全員新加入のメンバーで、ヴォーカリストもこの作品がこのバンドでのレコード・デビューとなる3代目のJean Pageau eraだとのこと。

そして、その彼らが生み出すサウンドは、アコースティック・ギター、フルート、キーボードが織りなすメロウな優しさと安らぎに満ちたもの。

それは、5大プログレシッブ・ロック・バンドYesやGenesisを想起させるものがある等と評があるようですが、Pink Floydファンの私としては、ドラム叩き出すリズムやキーボード・アレンジ、ギターのフレーズの中に、Floydの影響が多分にあるように感じていて、他のネオ・プログレシッブ・ロック・バンドとは一線を画す存在であるように感じているところ。

ということで、まずはそのMystery、ここでそのサウンド、聴いていただくことに致しましょう。
曲は、アルバムのタイトルでもある曲で”Delusion Rain”です。








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早いものであれからもう10年!~東京スカイツリー開業10周年~  [閑話休題]

今や当たり前の日常となってしまった如く、大都会東京のシンボルとして勇姿を誇る東京スカイツリー。

開業10周年の報を聞き、このスカツリー建設の準備段階において僅かながらにも携わることになってしまった私にとっては、もう、そんなに時は過ぎてしまったのかと思いつつ、感慨深さもひとしおとの想いを感じているところ。

そうしたことから、当時撮ったスカイツリー誕生までの思い出の写真を取り出し眺めていたのですけど、今や当たり前となったスカイツリーの今や見ることの出来ない日々成長していく姿が、なんとも圧巻で懐かしく、今回はその建設の写真を見ながらその軌跡を辿ってみることに致しました。


まずは、今のスカイツリーの立っている場所、以前はどんなところだったのか、その風景からご覧いただくことに致しましょう。


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これが、現在スカイツリーの足がある辺りの当時の風景。
東武鉄道の線路と反対側の川のあたりはこんな風でした。

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ずいぶん殺風景な場所でしょ!!

実はこの場所、昭和24年に日本で初めて生コン工場が出来たところで、スカイツリーの着工前にはその生コン工場とセメント出荷貯蔵基地、砂利の集積場の他、東武鉄道の本社があった場所なのです。



さて、このスカイツリー、2008年7月に着工したのですけど、着工前はその事前準備の仕事でこの場所によく来ていた私も、ここでお役は御免。

しばらく、足が遠のくことになってしまったのですけど、2010年に入ると毎朝乗る総武線の通勤電車の車内から、その立ち上が行くその姿が見えるようになって来たことから、2010の4月、久々にその地を訪れてみることにしたのです

その時のスカイツリーの姿こちら!!

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まだ、第一展望台は出来ていませんけどかなりの高さ。

スカイツリーの足元には、

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その高さを示すこんな看板ありました。

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349mというと東京タワーを越える高さ、高いと感じるのも当然でですよね~。

そして、対岸の川べりには工事の進捗、工程を表示したこんな案内板がありました。

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それから2か月、電車の中から外を覗いて見てみると、

DSCN0279-m.jpg


下層の第一展望台が立ち上がっています。

そして、さらに2ヶ月後の2010年8月

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第一展望台の上に工事用クレーンが立上り、さらに上へと伸びてい行く様子が伺えます。
それにしても、あの展望台上のクレーン、地上から物を吊り上げているところを何度も見たのですけど、地上から450m以上のところから吊り上げているのに、吊り荷が大きく揺れることがなく、いつも整然と上がって行く様子は本当に圧巻でした。

そこで2010年11月、そろそろまた建設現場にまで足を運んでみよう出掛け撮ったのがこの写真。

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スカイツリーの隣に立つ建設中のビルは、東武鉄道の本社ビル。
この辺りは一帯の土地の多くは東武鉄道の所有で、ビルが建てられている辺りは、元はコンクリート・ミキサー車やセメント・タンクローリーの駐車場として使用されていた場所。

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ツリーの足元も、重機が乱立し、ごった返していた4月の状況と比べ、かなり完成後の姿に近づいてきたかのように見えます。

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この年の年末のスカイツリー。上部第二展望台も設置が終わり、いよいよ最上部の建設が始まっている様子がうかがえます。

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この日、スカイツリーで立ち退きとなった生コン会社の事務所を訪れたところ、こんなカレンダーが..........。

DSCN2419m.JPG


建設開始後、日々成長していくスカイツリーの写真を収めたカレンダー。
画面をクリック 拡大してご覧になれます。


そして明けて2011年。
2月になるとアンテナ部分も次第に立ち上がり、完成も間近の様相。

DSCN3060-m.jpg


その後、ほどなく外観は完成。

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この後、2012年の3月の竣工に向けて内装工事や機材のテストをしていたようなのですけど、その間、スカツリーの下層第一展望台より強い光が放たれているのを見たことが思い出されます。
それにしても、あの光は一体、何だったでしょうか。


さて、開業後あの殺風景な場所はどう変わったのか、と言うことで出掛け見て回ったのですが、昔の面影は唯一、川沿い部分に残すのみで他には何処にもない。

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その唯一の場所がこの写真。
この場所は、上のコンクリート・ミキサー車が並んで止まっていた写真の場所なのですが。
モダンな街構えに変貌を遂げてました。


今では、平野の至るとこで威容を見せるスカイツリー。
確かに、これが出来たことで怪しげ飲み屋が並んでいた錦糸町駅前をはじめ周辺は下町から綺麗な東京を代表する街となったけれど、スカイツリー建設前より幾度となくこの地を訪れていた私にとっては、この写真を見るにつけ、あの殺風景ではあるけれど周辺に下町の空気を残したあの風景の方がしっくりと来るなと考えてしまいました。

そうは言っても、早10年。
今や、スカツリーは東京を象徴する景観の一つとしてすっかり定着してしまったという感じ。

私のお気に入りのビュー・ポイントである隅田川大橋からの雄姿を眺めながら、明日の活力を養うことに致しましょう。

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久々の解放感の中で聴いていた珠玉のサウンド;Phil Woods ・Live From The Showboat [音源発掘]

3年ぶりにコロナの足枷から解放されたゴールデン・ウィークも終わり。

しかし、コロナの嵐は収束したわけではなく、自由な空気が再び戻って来た人々の活気の中で、また感染の拡大が始まるのではないかという心配の気持ちも湧いて来るのだが。

そうは言っても、かれこれ3年間、何か重い空気をひきずり籠り毎日を過ごして来たことを思えば、解放された空気の中で羽を伸ばしたくなるのは当然のこと。

まあ、こうしたことを繰り返しながらコロナは収束に向かっていくのだろうと思え、今はその収束の第一関門に達したところなのかなと思っているところ。

しかしながら、かく言う私は、こうしてやっとのことで解放された日常を喜びながらも、人出の多い場所は大の苦手。
何処へ行っても人混みだらけはご勘弁と、このゴールデン・ウィークは家で音楽を聴きながらのんびりと過ごしていた次第。


そこで今回は、この休みの間、解放感に浸りながら気に入り聴いていた作品から、

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アルト・サックス奏者Phil Woodsの作品、 "Live From The Showboat"を聴いていくことに致しまた。

さて、Phil Woodsという人、1940年代に隆盛であったビ・バップの後を受け登場した、楽理的要素を追求したジャズであるクール・ジャズの中心的存在であったLennie Tristanoの影響を受け、1950年代の半ばに登場したアーティスト。

しかし、その演奏スタイルは、Lennie Tristanoと共にい歩んだ同じアルト奏者Lee Konitzとは異なり、その一つ前の世代のビ・バップを生み出しけん引したCharlie Parkerを彷彿とさせるもので、ほぼ同時代に登場したCannonball AdderleyやSony Stitt等共に、偉大なる巨人のジャズ史の残る後継者といわれて来た経歴の持主だというのです。

実はこの私、Charlie Parkerにかなり夢中になっていた時期があって、そこからParkerを継承者と言われる彼らの存在を知り聴き始めたのですが、中でも先の上げた二人がParkerと同じ黒人であったのに対しWoodsは唯一の白人であることに加え、Parkerの死後、Parkerの内縁の妻であったChan Parkerと結婚しParkerの二人の遺児を育てたと人だという興味も手伝って、以来このWoodsを好みよく聴くようになった者なのです

それはさておき、Woodsのこの作品は、1968年に渡仏しThe European Rhythm Machine結成、大きな話題を呼びながらも1972年に帰米した後の1976年録音のもの。

そこで気になるのが、1950年代 Parkerの後継者としてそれを彷彿するプレイをしていたWoodsが、渡仏時には、60年代に現れたフリージャズやロックのエッセンスを感じさせる、またプレイ・スタイルにおいてもこの時期隆盛を極めたJohn Coltraneのテナーサックスの影響を多分に感じさせるスタイルに変貌していたことから、果たして帰米後のそのプレイはどんなものであったのだろうかいうこと。

そした訳で、この作品、まずは1曲!聴いてみようかと思います。
曲は、”Bye Bye Baby”です。

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この季節になると聴きたくなるピアニストの作品・Cedar Walton ;Voices Deep Within [音源発掘]

ようやく春らしくなったと思ったら、突然の夏日が来たり。

この激しい寒暖差に、出掛けには今日は何を着ていくのが良いのかその判断に四苦八苦!!!。
とはいえ、やはり一年の中で最も過ごしやすい季節の到来。

となると私の場合、この季節、聴きたくなってしまうのが、この人のピアノ。
そこで今回の作品は、前回のStevie Wonderの”You Are the Sunshine of My Life”の記事でも聴いていただいたサックス奏者Vincent Herringが、そのピアニストの晩年を共に過ごしたアーティストであったことを知り、Herringの参加したそのピアニストのリーダー作品を物色し、ジャケットの何げに良さげな雰囲気から聴いてみてお気に入りとなったこの作品。

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Cedar Walton 2008年の作品”Voices Deep Within”です。

その聴きどころは、作家の村上春樹の一押しのピアニストであるCedar Waltonの晩年のプレイと、Vincent Herringとのコラボ。

特にサックス奏者にVincent Herringついては、1976年以降のCedarとベースのSamuel Jones、ドラムのBilly Higginsによるリズムセクションにサックス奏者を加え好評を博したEastern Rebellionの活動があり、そのRebellionのサックス奏者として在籍したあのMiles Davisの下に参加した2人のサック奏者すぁるGeorge ColemanやRobert Bergとの比べてどんな按配かとの興味も深々といったところ。

とにかく期待に胸を膨らませて聴いてみると、嬉しいことにどんなに強く弾いても崩れず美しいCedar のピアノは往年の姿はそのままに、Herringとの相性も抜群の出来。

特にHerringのサックスは、表現の巾も大きく豪快な感じで、先達であるGeorge Colemanも凌ぐほどとの印象。

と一人で悦に入っているのもなんなので、ここはひとまずその演奏聴いていただくことに致しましょう。

曲は、Stevie Wonder作曲の”Another Star ”です。




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ソウルの幕開けを告げた名曲;You Are the Sunshine of My Life [名曲名演の散歩道]

先月の終わり、人間ドッグを受診した結果が届いたので、それを見てみると脂肪肝の疑い、血糖値の悪化等、要受診の所見の記載あり。

これまでも、糖尿病が発症の危険性がある体質ため、定期的に診察を受け気を付けて来たのですが、2月に1ヶ月の在宅勤務となってしまったことで運動不足となり、体重が増えてしまっていたことから、こうした結果が出ることはある程度予見はしていたものの、実際にその結果を見るのはいささかショック。

ともあれ、これは何とかしなければいけないという訳で、頃合いはソメイヨシノ開花の時期、花見を兼ねてウォーキングに励むことにしたのです。


そして、身近のソメイヨシノを求めて彷徨った結末がこのビデオ。



思いつくまま健康第一と歩き回ってしまったことから、ちょっと一貫性に欠けるきらいもある映像ですが、おかげで、先日病院で診察を受けたところ、体重も若干減り、数値の方も改善方向のとのこと。

何はともあれ、とりあえず一安心、これからも運動不足にならぬようウォーキングなど運動を欠かさぬようにしようと誓ったところで、今回の名曲名演の散歩道。
取り上げることにした名曲は、このビデオのBGMで流れていた、”You Are the Sunshine of My Life”。

サックス奏者のVincent Herringのカバーでお聴きいただきましたが、原曲は、Stevie Wonderのオリジナルで、1972年の彼の作品”Talking Book”に収録、翌1973年にシングル・カットされ全米第1位を獲得した名曲。

春の日射しを浴びながら聴き、この演奏から元気をもらっていたとの思いから、BGMとして使用したのですけど..........。

この曲が収録されていたのは、Stevieの15作目となる1972年発表の作品”Talking Book”。

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この作品、この他にも1972年に”Superstition(邦題 迷信)”(どちらかと言うとこの曲の方が有名かも
しれませんが!)がシングル・カットされ全米第1位を獲得していて、私としては、これらの曲の当時の日本での人気の様を思い起こすと、この作品は、日本にソウル・ミュージック定着させたパイオニア的存在だと考えているもの。


そこで、まずはStevie Wonderの演奏によるその原曲、ここでお聴きいただくことに致しましょう。





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二人の堅い絆が生んだ心通う究極のサウンド;Tokyo Adagio: Charlie Haden/ Gonzalo Rubalcaba [音源発掘]

春真っ盛りと厳寒の冬の間を行き来する、寒暖の激しさが身に応えた今年の春の訪れ。
とは言っても、ソメイヨシノも開花、すでに東京では満開を迎えたとのこと。

コロナの嵐も収まりつつある中、まだまだ油断は出来ぬものの、今年は何とかお花見を楽しむことが出来そうな雰囲気。

そうした日々、私の方は3月に入ると一足早く春の訪れに浸ろうと、季節を彩る花の目覚めを探して街をうろうろ。
亀戸天神の梅の花を皮切りに、

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これまで、津田沼で見つけた河津桜、

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そして、我家の最寄り駅である薬園台駅前広場の彼岸桜でお花見、

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そして、船橋・御瀧不動のソメイヨシノ鑑賞と、

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遠出を避けながらも、春の幕開けを楽しんでいるところなのですが、

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今回、取り上げるのは、その穏やかで清楚な春の幕開けを告げる花々の風情を眺めながら聴き、その味わいをさらに格別なものにしてくれたこの作品。

Charlie Haden ・ Gonzalo Rubalcaba  Tokyo Adagio.jpg


2015年発表のベーシストのCharlie Hadenとキューバ、ハバナ出身のピア二スト Gonzalo Rubalcabaによるデュオ作品”Tokyo Adagio”です。

本作は、”Tokyo Adagio”とある通り、2005年に収録された東京のブルーノート・ジャズクラブでのライブ作品なのですが、その発表は、2014年7月Hadenが76歳で亡くなった、翌年の2015年6月にジャズの名門レーベルImpulseよりリリースされた、いわば偉大なるベーシストでありクリエーターであったHadenの追悼作品とも言えるもの。

私にとってHadenは、1974年にKeith Jarrettのアメリカン・カルテット来日公演でそのカルテットの一員として来日した 彼の生のベース・プレイに接して以来、もっとも好きなアーティストの一人として、長年聴き続けて来たのですが、
中でも、彼のピアノとのデュオ作品は、これまでもKeith Jarrett、Hank Jones、Kenny Barronと言った著名ピアニストとのものがあり、そのどれもがHadenと組むことで、それぞれのピアニストのまた違った個性的な一面が浮かんでくる感があって聴きどころ満点。

そういう意味でこのGonzalo Rubalcabaとのデュオ作品も興味尽きないものがあるのですけど、それ以上にこの2人、1986年にキューバで初めて出会い、その出会った瞬間にHadenは英語も理解できないRubalcaba(当時23歳)に運命的なテレパシーを感じ、その後共に演奏しその才能を育んで来た、互いに心が通じ合った師弟のような関係とあって、その期待はさらに大きく膨れ上がってくるものなのです。

それでは、その演奏、早速、お聴きいただくことに致しましょう。






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名女優の存在が生んだ名曲;Moon River [名曲名演の散歩道]

名曲の散歩道、前回は日本の童謡である”月の沙漠”を取り上げさせていただきましたが、今回取り上げたのは、その月から連想して聴き始めた、あの名画の主題曲。

その曲は1961年公開の映画”ティファニーで朝食を(原題: Breakfast at Tiffany’s)”で、主演を務めた名女優オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)の歌唱で映画と共に大きな人気を博した(John Herndon Johnny Mercer作詞、Henry Mancini作曲の”Moon River”です。

現在では多くのカバーがあるこの名曲、調べてみるとMancini自身が、「もしオードリーが映画に登場していなければ、私自身がこの曲を作りジョニー・マーサーが詞をつけるということが果たしてできたかどうか想像できません。」と、語っていたとあり、オードリーの存在があってこそ生まれたものだとのこと。

そこで、まずはオードリー歌うその原曲、早速、聴いてみることから始めることに致しましょう。



軽やかさと可憐を湛えたワルツ、その曲に乗り舞い踊るオードリーを見ていると、まさしくこの曲がオードリーのためのものであることを実感させられる映像でした。

実はこの曲、私は映画”ティファニーで朝食を”の主題曲でオードリーが歌ったものであることは知っていたものの、このオリジナル・ヴァージョンを聴いたのは今回が初めて。

そもそも、あまり映画を見ないうえに、オードリー自身が自分はプロの歌手ではないからとの理由でレコードとしての発表を拒み、レコードとして発表されたのは、彼女亡くなった年の1993年であったため、その頃は仕事も忙しく、結局、聴く機会を失してしまっていたというのが、その次第。

そんな私が、この曲を知ったのは、1960年代の中頃のこと。
当時アメリカを代表するシンガーであったAndrew Williamsがホスト務めていたTVショー番組のアンディ ウィリアムス・ショーによってでした。

というのも、Andrewは、この映画発表の翌年の1962年にいち早く自己のアルバムにこの”Moon River”をカバー収録し大ヒットさせていて、その後、彼の十八番としてこの番組の中で度々歌っていたことから、日本でも放映されていたこのTVショー番組を通じ、この曲が多くの日本人に知られ愛されるようなっていたからなのです。

それでは、そのAndrew Williamsの”Moon River”、Andrew Williamsショー時分の映像と思われるものを見つけましたので、この辺で懐かしい往年の彼の歌唱、味わってみることに致しましょう。




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