収穫の季節 [仕事の合間に]

今年は、あの地震以後、妙に忙しい。
最初は、地震による損壊の対応だったものが、次には放射の汚染や節電対策がらみのものや、最近では原発の放射の漏れ万全対策がらみのものまで、間接的ではあるけれどそれらに絡んだ仕事が一つ終わればまた一つ湧いてくるの連続。

いつなにが出てくるかわからないので、情報アンテナ鋭敏に働かせ次の展開に備える毎日。
疲れますねえ。


という訳で、当ブログも自分の記事を書くのが精一杯。
なかなかお越しいただいた皆さんの所へ伺うこと出来ずひとまずお詫び申し上げます。



さて、そんな中、昨日仕事でお邪魔したところはこんな所。

DSCN5282.JPG


茨城県のつくば山麓の田園地帯。
午前中は、台風の影響もあり山頂は黒い雲に覆われていたのですが、午後になると、

DSCN5290.JPG


山の雲も取れて一面に黄金に染まった田園風景がクッキリと浮かんで来ました。

DSCN5283.JPG


そこで、お邪魔した先の社長と話をしていると、話題はいつの間にか稲の話に。
「この辺は、稲刈りまだなのですね。千葉では茨城産新米が売られているのですけど。」と聞くと、

「あれは稲敷(県内の利根川下流の海に近い地域)産だよ。あの辺が県内では一番収穫が早いのだよ。」といい、
「この辺も、もう稲刈りの時期なのだけど、ここところの雨続きで遅れているのですよ。しかしこの台風が行った後には、このあたりも賑わしくなるよ。」とのこと。

私が茨城産の新米を目にしたのは、確か2週間前のこと。
その米の収穫地 稲敷は、このつくばから車でわずか1時間ぐらいの所。
そんな離れた場所でもないのに、収穫時期、こんなに差があるのかと思っていると、社長が100mほど先にある大きなビニールハウスを指差して「あれ、なにを栽培していると思いますか。」と聞くのです。

「果物かなにかですか。」と答えると、その答えは意外にも「今は何も作っていないよ。」なのです。

何も作っていないのにえらく大きく立派なビニールハウスとは、訳が分からないでいると、「あれはJAの、稲の苗の促成栽培用のビニールハウスなのだよ。」と教えてくれたのです。

この苗の促成栽培、兼業農家が増えた現在、自分たちで稲の苗を育てることができなくなった農家が増えたことから、JAが代わって苗を促成栽培し、田植えまでに各農家に配布するためのものなのだとか。

今まで稲作は、農家で苗から育て上げるものとばかりと思っていたのに、日本の農業もずいぶん組織化されたものだと、またひとつ勉強させていただきました。


それにしても、収穫を迎えた田園の風景、一日その中にいると、なにか気持ちがわくわくしてくるような、そこから大きな元気を貰ったように気分になりました。
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ぼんぼちぼちぼち

稲 もうこんなにみのってるんでやすね\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2011-09-09 21:28) 

老年蛇銘多親父

ぼんぼちぼちぼちさん 初めまして。


稲穂の実り真っただ中で一日を過ごしたいうのは気分のいいものです。

もうこの辺、刈り入れも終わっている頃だと思います。




by 老年蛇銘多親父 (2011-09-12 13:26) 

老年蛇銘多親父

R8さん
素老人さん
せいじさん
マチャさん
ねこのめさん
TAMAさん

みなさんniceありがとございます。
by 老年蛇銘多親父 (2011-09-12 13:28) 

老年蛇銘多親父

りなみさん
抹茶さん

niceありがとございます。
昨日、お客様へのご挨拶でこの場所を訪れたところ、刈入れはすでに終わっていました。

この暑さも、もう間もなくですかね。

by 老年蛇銘多親父 (2011-09-17 11:45) 

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