懐かしの日本の名曲、リニューアル  (番外編) [デジタル化格闘記]

先月開催した、学生時代の友人たちの集い。
その思い出にと、ここのところ、この参加したメンバー皆に配ろうと、録った映像の編集ビデオ作りの作業をしているのですけど、その合間に、ふと、その昔ビデオ編集を始めた頃の映像を見直してみたところ.......。


とにかく出来てくるのが面白くて、その勢いで作ってしまったその作品、映像となっていることが面白くて作ったのはいいのだけれど、その内容、構成も画像も支離滅裂、これでは粗製乱造もいいところ。
それをまた、ご丁寧にYOUTUBEへ投稿してしまっているのだから、始末が悪い。

これは、作り直していかなければということで、今回は過去に一度記事でご紹介したことがあるのですけど、中でも、70年代の日本の名曲、新しい訪問者の方も多くなって来たということで、当時、FM放送でオンエアされた、未公開のライブ音源を使い、新たに仕立て直し見ていただくことにしてみました。

まずは、その手始めに手直ししたのがこの人達の音源。

ゴダイゴ3898211j.jpg


GODAIGOです!!

彼らの人気が高まりつつあった1978年、その年の埼玉県大宮でのライブ音源、前途洋々、脂の乗り切っていた彼らのサウンドに、こんな映像をつけて作り直してみました。



曲はご存じ”Monkey Magic ”!!

現在も、時おりTV姿を見せるGODAIGOですけど、この演奏、プログレ風のオープニングといい、ギター・ソロといい、今、世間に出回っているCDなどでは聴けない勢いがあるのを感じますよね。

この曲が主題歌と使われたTVドラマ”西遊記”の懐かしい画像も加えて作ってみましたけど、いかがでしたか。
それにしても、在りし日の夏目雅子さん、やはりお綺麗ですよね。[揺れるハート]
しっかりと、映像作りも楽しまさせていただきました。




さて続いては、
当時、FM東京の番組に、同社のスタジオにアーティスト招いて、オーディオ評論家の菅野沖彦さんの司会でスタジオ・ライブの演奏をオンエアしていたことがあったのですけど、その音源から二組のアーティストの未公開音源を紹介したいと思います。

その一組目は!!

hfsep3k.jpg



山本潤子、 山本俊彦、 大川茂 の3人からなるコーラス・ユニットのHi-Fi Set。

都会的に洗練されたさわやかなコーラスで、人気博した彼ら、松任谷由美さんの曲を多く歌っていましたが、中でも有名なのがこの曲。

それでは、CDとは一味違うその演奏、ここで聴いてみてください。



オルガンとピアノがリードで始まるしっとりとした伴奏。
この伴奏の方が、この曲の雰囲気をより良く伝えてくれているように思うのですが、いかがだったでしょうか。

昨年、山本俊彦さんの急逝により、この3人の歌声は聴くことの出来なくなったHi -Fi Set。
この音源は、その彼らの良質な記録として、これからも大切にして行きたいと思います。

そして、二組目のアーティスト!

img_0m.jpg


かぐや姫の伊勢昭三と元・猫の大久保一久によるデュオ・ユニット、風。

活動期間は1975年から78年のわずか3年間だったこのユニット、77年に収録したこの演奏は、二人のコンビネーションが最高に高まった時期のものとして、一聴の値ありではないかと思うのですけど。

それでは、その彼らの演奏、曲は、伊勢昭三さんが作曲し、とあるアーティストによって今も歌い語られている不朽の名曲から始めたいと思います。



イルカさんの歌唱で有名な ”なごり雪” ですね。

2台のギター伴奏だけによる演奏。
この二人、アコースティック・ギターの名手としても知られていますけど、こうした演奏を聴けるのもライブならではのもの。
おまけに、スタジオという最適環境からのサウンドは、二人のギーター・ワークを十二分に楽しむことが出来たのではと思います。


さて、風と言えばやはりあの名曲がなければ始まらない。

このライブでも二本のギター伴奏だけで歌っていました。

ということでもう1曲、彼らの名を後世に残した名曲、”22才の別れ”お聴きいただくことにいたしましょう。



二人の美しいギタープレー。
心にジーンと響きます。

そして、その音の節々から聴こえて来るほのかなブルースの響き。
こうやって聴いてみると、日本人の歌の心の根底には、あの黒人達のブルースと同質の何かがあるのような、そんなことを考えさせられてしまいます。


このFMスタジオライブ、日本のアーティストだけではなく、Art Papper、Phil Woods、Art Farmer、Jim Hallと等といった、ジャズ・サイドのアーティストも多く出演していました。

次の機会にはその演奏、またご紹介できればと思います。

ということで、今回のお話はこのへんで!!




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ハンコック

こんばんは。
1960年頃のJAZZはいつ聴いてもいいなあと思いますが、日本のこの頃のフォークソングも、いつ聴いても良いなあと思いますね。
あの頃は良かったなあと思える日々があるというのは、
今がさみしいということもあるのでしょうけれど、
良いことでもあるんでしょうね。

by ハンコック (2015-06-29 21:12) 

老年蛇銘多親父

ハンコックさん

そうですね。
1960年頃のJAZZ、確かにいいですね。
フュージョンが隆盛を極めた70年代後半のジャズ、しかしその後は50年代、60年代に再び回帰していった、そのことを考えると、この時代のジャズは、音楽として本来の良さを持っていて、そのことが人々に愛される、そんな普遍的なものがあるからではと思っています。

日本の70年代にフォーク、よく聴いてみると本当にブルー。
それに、口ずさみやすいメロディ。
この本質は、今の日本の歌にも残っていて、形を変えながら引き継がれているように思います。

今、日本の歌が海外で静かなブームを呼んでいるようですけど、このあたり、5.60年代とジャズと同様、音楽としての普遍的な良さが日本の歌にもある、その証ではないかと思っています。


by 老年蛇銘多親父 (2015-06-30 06:14) 

mk1sp

哀愁のあるメロディ良いですね、
西遊記だと、エンディングの曲の方も印象に残っています、
少し違う路線かも知れませんが、アニメでも主題歌より挿入歌も深く印象に残っているように思います♪
by mk1sp (2015-07-01 22:01) 

老年蛇銘多親父

mk1spさん

西遊記のもう1曲というと、ガンダーラですね。
彼らを初めて聴いた時は、日本にも一般的にロックの種が根付いたなと感じていましたけど。

そして、アニメの主題歌とか挿入歌も、このゴダイゴ登場以後、侮れないサウンドを持つものが出てくるようになった、そんなことを思い出しました。

なにはともあれ、楽しんでいただけたようで良かったと思っています。

by 老年蛇銘多親父 (2015-07-03 17:55) 

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