本日の作品 vol.4 Georges Moustaki 異国の人 [デジタル化格闘記]



このアルバムと出会ったのは、1974年のこと。当時ドラマの主題歌として流れたのを聴き、言葉の意味はわからなかったにもかかわらず、日常は普通にしていながら、異文化の中で違和感を味わいながら暮らしている、そんな人々の戸惑いの呟きが感じ、このアルバムを手にしてしまったことを思い出します。



ムスタキのシャンソンは、「哲学的吟遊詩人の呟き」のような感じで、これまでのシャンソンと大きく異なった印象をうけます。
それは彼が、フランス人ではなく、エジプト・アレキサンドリア生まれのギリシャ人だという、そんなところに要因があるように思えます。

デジタル化リミキシングにあったては、ギターの弦の暖か味を引き出し、かつムスタキの説得力ある呟きを前に出すよう心がけ調整しました。

収録曲
1.異国の人 Le Meteque
2.海が名刺をくれた La Mer Ma Donne
3.ギャスパール Gaspard
4.旅 Voyage
5.若い郵便屋 Le Facteur
6.ナタリア Natalia
7.私の孤独 Ma Solitude
8.もう遅すぎる Il Est Trop Tard
9.愛情の地図 La Carte Du Tendre
10.生きる時代 Le Temps De Vivre
11.ジョセフ Joseph
12.サン・ジャックの街角 Ru TDes Fosses Saint-Jaques

彼の歌には、再び立ち向かう力を与えてくれる何かがあり、苦しい時、行き詰った時等にこれを聴くことで、再び前進するエネルギーを得ることができる、そんな魅力をムスタキに感じます。


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コメント 2

うしだもう

いいですよね ムスタキ・・・
もう 遠い記憶ですが
「私の孤独」を聴くたびに 
つたないけれど 懸命だった刻を 想いおこします

東京のレコードを 小樽へ送り
1枚づつ CDに入れなおしてます
by うしだもう (2009-04-11 12:38) 

老年蛇銘多親父

うしだもうさん[晴れ]ご訪問ありがとうございます。
ムスタキを教えてくれたのは、北海道岩見沢の友人達で、ムスタキと北海道はセットになって思い出にしまわれてます。
若いとき、小樽を通り、積丹に旅したことがありますが、カムイ岬の夕陽がきれいでした。[嬉しい顔]
今、入ったら余市で、ニッカモルトに浸りぱっなしになりそうですが。[落胆した顔]
by 老年蛇銘多親父 (2009-04-11 12:50) 

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