プログレシッブ・ロックで聴くクリスマス [名曲名演の散歩道]
今年もなんだかんだと言いながら、早いものでもう12月。
12月ともなると例年は、X’masのイルミネーションが街の至る所に灯り、年末商戦の垂れ幕とともに人の行交いもなにか忙しなく感じるのだけど、今年はそれがあまり感じられない。
震災、原発事故による電力不足、世界的経済不況等々、凶事のたび重なった2011年、その影響なのだろうと思いつつ、例年に比べ少し静けさを感じる年末、まもなく来るX'masもお祭り騒ぎに終始することなく、ゆっくりと時を見つめ人の心と心を通わせる、それが今年にふさわしいX'masの過ごし方かもしれないなどと考えてみたりする今日この頃。
そんな気分の中、今日の作品は。
プログレッシブ・ロック作品の中から、ちょと心に暖さを与えてくれるX'masに因んだ曲、そのいくつかを選び聴きながら一足早いイブの世界に浸って行きたいと思います。
それでは、まずはこの曲から。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
曲は、”J.Sバッハ~クリスマス・オラトリオよりアリア”。
プログレシッブ・ロック・キーボード奏者の雄、キース・エマーソンがバッハの作品をアレンジ演奏したもの。
1988年制作のエマーソンのソロアルバム”The Christmas Alubam”の収められています。
このアルバム、自主製作盤の形で発表されたマイナーな作品のため、あまり有名ではないのですが、トラディショナルなクリスマス・キャロルをエマーソン流にアレンジした曲や、彼自身のオリジナルのキャロルも収められていて、EL&Pのエマーソンとはまた違ったエマーソンを聴くことのできる楽しいアルバムなのです。
ロック界きってのクラシック通といわれるエマーソン、そのクラッシック曲をロックにアレンジして聴かせる腕前は、EL&Pの名盤”展覧会の絵”で実証済み。
このバッハの作品でもその腕前が如何なく発揮され、明るく心弾む心地よい雰囲気を作り出しtてくれていますね。
さて、このアルバムからもう一曲。
今度は、エマーソンのオリジナル曲、”Captain Starship Christmas With The West Park School Choir.”を聴いてください。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
エマーソン自身によればこの曲、自分の息子が学校でやっていたパントマイムを見て書いたものだとか。
バックのコーラスは、エマーソンの故郷ワージンバーグの子供達。
ステージでは想像することのできない、父親としてのエマーソン、その暖かい家庭的な一面を感じさせる演奏だと思います。
エマーソンに続いてX'masを歌うプログレ・ア-ティストは、Jethro Tull。
曲はずばり”Christmas Song"。
しかし、ちょっと趣の変ったクリスマス・ソングです。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
雪の降る中世の夜の街並み。
その静かな佇まいにある通りを、音もなくサンタの乗ったソリがかけ抜けていく
そんな情景が見えてくるような曲だと思いませんか。
この曲YOU TUBEでも閲覧できるのですけど、ここに載せたのはそれとは別ヴァージョンの演奏。
曲の最後、イアン・アンダーソンのサンタへの呼びかけ、その余韻が印象に残ります。
すぐ自分のそばを通り過ぎたサンタが、振り返って自分の方を見ているような気分になる。
何故かそんな気がしてくる曲のように思います。
そして、最後の曲。
この曲、X'masをテーマした曲ではありませんが、X'masといえば雪。
その降り続く雪を歌ったフィル・コリンズ率いるGenesisのこの曲など、静かなX’masの気分を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
Genesis11枚目のアルバム”.......And Then There Were Three/そして3人が残った”に収められいた曲”Snow Bound/銀世界"。
広々とした大地一面を銀色に輝せる、冬世界。
そこに一体の雪だるまを見つけ、遠くから呼びかけ祈りを捧げるフィル。
ゆったりとした、穏やかな気持ちになれる曲ではないかと思います。
とこんなX'mas曲達、いかがだったでしょうか。
さて、私も今年のクリスマス・イブ、どうやって過ごそうか。
皆さんも、またよいクリスマスをお過ごしください。
12月ともなると例年は、X’masのイルミネーションが街の至る所に灯り、年末商戦の垂れ幕とともに人の行交いもなにか忙しなく感じるのだけど、今年はそれがあまり感じられない。
震災、原発事故による電力不足、世界的経済不況等々、凶事のたび重なった2011年、その影響なのだろうと思いつつ、例年に比べ少し静けさを感じる年末、まもなく来るX'masもお祭り騒ぎに終始することなく、ゆっくりと時を見つめ人の心と心を通わせる、それが今年にふさわしいX'masの過ごし方かもしれないなどと考えてみたりする今日この頃。
そんな気分の中、今日の作品は。
プログレッシブ・ロック作品の中から、ちょと心に暖さを与えてくれるX'masに因んだ曲、そのいくつかを選び聴きながら一足早いイブの世界に浸って行きたいと思います。
それでは、まずはこの曲から。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
曲は、”J.Sバッハ~クリスマス・オラトリオよりアリア”。
プログレシッブ・ロック・キーボード奏者の雄、キース・エマーソンがバッハの作品をアレンジ演奏したもの。
1988年制作のエマーソンのソロアルバム”The Christmas Alubam”の収められています。
このアルバム、自主製作盤の形で発表されたマイナーな作品のため、あまり有名ではないのですが、トラディショナルなクリスマス・キャロルをエマーソン流にアレンジした曲や、彼自身のオリジナルのキャロルも収められていて、EL&Pのエマーソンとはまた違ったエマーソンを聴くことのできる楽しいアルバムなのです。
ロック界きってのクラシック通といわれるエマーソン、そのクラッシック曲をロックにアレンジして聴かせる腕前は、EL&Pの名盤”展覧会の絵”で実証済み。
このバッハの作品でもその腕前が如何なく発揮され、明るく心弾む心地よい雰囲気を作り出しtてくれていますね。
さて、このアルバムからもう一曲。
今度は、エマーソンのオリジナル曲、”Captain Starship Christmas With The West Park School Choir.”を聴いてください。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
エマーソン自身によればこの曲、自分の息子が学校でやっていたパントマイムを見て書いたものだとか。
バックのコーラスは、エマーソンの故郷ワージンバーグの子供達。
ステージでは想像することのできない、父親としてのエマーソン、その暖かい家庭的な一面を感じさせる演奏だと思います。
エマーソンに続いてX'masを歌うプログレ・ア-ティストは、Jethro Tull。
曲はずばり”Christmas Song"。
しかし、ちょっと趣の変ったクリスマス・ソングです。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
雪の降る中世の夜の街並み。
その静かな佇まいにある通りを、音もなくサンタの乗ったソリがかけ抜けていく
そんな情景が見えてくるような曲だと思いませんか。
この曲YOU TUBEでも閲覧できるのですけど、ここに載せたのはそれとは別ヴァージョンの演奏。
曲の最後、イアン・アンダーソンのサンタへの呼びかけ、その余韻が印象に残ります。
すぐ自分のそばを通り過ぎたサンタが、振り返って自分の方を見ているような気分になる。
何故かそんな気がしてくる曲のように思います。
そして、最後の曲。
この曲、X'masをテーマした曲ではありませんが、X'masといえば雪。
その降り続く雪を歌ったフィル・コリンズ率いるGenesisのこの曲など、静かなX’masの気分を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
Genesis11枚目のアルバム”.......And Then There Were Three/そして3人が残った”に収められいた曲”Snow Bound/銀世界"。
広々とした大地一面を銀色に輝せる、冬世界。
そこに一体の雪だるまを見つけ、遠くから呼びかけ祈りを捧げるフィル。
ゆったりとした、穏やかな気持ちになれる曲ではないかと思います。
とこんなX'mas曲達、いかがだったでしょうか。
さて、私も今年のクリスマス・イブ、どうやって過ごそうか。
皆さんも、またよいクリスマスをお過ごしください。
2011-12-10 18:04
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コメント(8)
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クリスマスソングって、どれも静かで暖かみの有る雰囲気がいいですね!
私の知らないクリスマスソングばかり、楽しませていただきました[__るんるん]
by こーいち (2011-12-11 21:18)
ジェスロ・タルのクリスマス・ソングが
ほのぼのしていて特に良かったですねぇ。
ところで、イアン・アンダーソンは
サンタに何て話しかけてるんでしょう?
by えい♪ (2011-12-11 23:19)
親父さん ありがとうございます^^
エマーソンのバッハのアリア
荘厳なバッハが クリスマスツリーの下のおもちゃ達の様な可愛い楽しい曲になっていますね♪
2曲目を聴いて このアルバムは家族に向けて 子どもも大人も楽しめるように作られたんだろうなぁと思いました
あの激しいライブとかのイメージと随分違う・・・と当時の映像を見てて すっごい大発見をしました 笑
それは あっちの記事に書きます 笑
それより ジェスロ・タロ!
もう 親父さんが言われてたのがよくわかりました^^
断然こっちがいい! イントロのイアンのフルートは無いけど バラライカの素敵な響き
中盤からのストリングスが入ってからの盛り上がり それに加えて スネア・ドラムがとってもいいです^^[ラブラブハート]
サンタが沢山のトナカイを操って 深々と降る雪の中を進んでいく様子が目に浮かびます
フィルのも これは初めて聴きました
穏やかな感じがいいですね~^^[ラブハート] ツボです 笑
おかげで いいクリスマスになりそうです^^[ぴかぴか]
by ituki (2011-12-14 01:18)
こーいちさん
エマーソンのクリスマス・アルバムだけで行こうかと思ったのですけど、書いているうちにGenesisの銀世界も紹介したいなということになって、プログレのクリスマスとなってしまいました。
気に入っていただけてよかった思います。
by 老年蛇銘多親父 (2011-12-16 15:19)
えい♪さん
サンタに話かけているイアン、それはこんな言葉だそうです。
”Hey Santta
Pass us that bottle will ya' ”
ここで上げた曲、欧米では、クリスマスは家族でキリストの生誕を祝いながら過ごすという習慣、それにふさわしい曲だと思いますが如何ですか。
by 老年蛇銘多親父 (2011-12-16 15:27)
itukiさん
気に入っていただけて良かった思っています。
私も、イアンのこの曲、You Tubeのヴァージョンの物足りなさを感じていたので、こちらのヴァージョンを紹介できたことで気分がすっきり。
このJethro Tullというグループ、このライブは多分に演劇の要素が強く、メンバー一人々が演奏しながらパントマイムしているような、演劇と演奏を合体したようなステージが魅力なのです。
そうした意味で、この曲も視覚的要素が強いこちらの演奏の方がよりJethro Tullらしさが出ているように思います。
by 老年蛇銘多親父 (2011-12-16 15:43)
マチャさん
yukihiroさん
ねこのめさん
raccoonさん
抹茶さん
TAMAさん
mk1spさん
niceありがとうございます。
みなさん、よいクリスマスをお過ごしください。
by 老年蛇銘多親父 (2011-12-17 18:02)
ぽわちゃん、かなっぺさん
niceありがとうございます。
どんなクリスマスをお過ごしですか。
by 老年蛇銘多親父 (2011-12-24 21:24)